いい線いってる――掟想視「思考と発想 ノート術」
掟想視「思考と発想 ノート術」を読む。かなりいい線をいっていると思う。特に発想ノート術。発想の時点では紙のノートを使うのである。ノートにアイデアを書つけ、関連性のあるアイデア間を線で繋ぐ。思いつく限りのアイデアを記し、線を引いていく。すると意外な繋がりが見えてくることがあるのだそうだ。
最終的にはプレーンなテキストファイルで清書して保存する。
リラックスして脳がデフォルト・モード・ネットワークと呼ばれる状態になっていると閃きが起きやすいそうである。
僕自身は考えが(いい意味で)煮詰まっているときに入浴すると、ふとした想いが浮かんでくることが多い。散歩ではそれは起きないので個人差があるのだと思う。
紙のノートに書き付けていく作業はScarpboxのようなツールで代用できないだろうか。アイデア同士の距離の情報は欠如するが。
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