今後の方針について――批評に活路を見いだせるか
……という程の話でもないが、伝説、神楽が一段落したので次に何をしようかと考えて、伝説や神楽は子供の頃に好きだったものだから、今度は青春期に好きだったものを取り上げられないか考えたのである。で、現代思想が浮かんだのだが、現代思想は僕には難し過ぎるのである。実際リオタールやランシエールの本には歯が立たなかった。哲学をやるにはIQ120くらい必要なのではないかと思う。僕はIQについて親から特別に言われたことはないから多分100前後である。
で、現在、昔話を取り上げているのだが、これはあと数ヶ月くらいで一段落するだろう。電子書籍化するとしてもプラス数ヶ月だ。
で、浮上してきたのが批評というか評論。といってもサブカル批評になるだろうけれど(※サブカルは別館で扱っている)。批評は現代思想ほど難解ではないはずである。電子書籍化された本も多く、現在の読書環境に適しているだろう。
なお、僕自身は小説をあまり読まない。ここ数年で読んだ多くはライトミステリーと青春小説であるし、純文学はさっぱりである。ノンフィクションで手一杯というのが正直なところである。映画は月に二回ほど映画館に行っているが、ドラマは見ない。例外としてNHK FMシアター(オーディオドラマ)を聴いている。これは一話完結の作品が多いからというのも理由となる。
これまで石見地方の文化にこだわっていたのは、僕の認識能力で把握できる範囲がせいぜい島根県石見地方くらいという能力の制約からである。つまり、新聞の地域欄が限界なのである。批評はそういう縛りはなくなるが大丈夫だろうか。
<追記>
これは別に自分で批評をやりたいという話ではない。読書として批評のジャンルなら読めるのではないかというもの。このブログの書籍カテゴリーの記事を読んでもらったら分かると思うけれど、大した事は書けていない。批評的な才能はないと思う。誰かと論争するのも好まないし。
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