発想法としても読める――水野学「センスは知識からはじまる」
水野学「センスは知識からはじまる」を読む。基本的にはデザイン関連の本なのだけれども、発想法としても読める。普通、センスとは言語化できないものだとされているが、著者は膨大な知識のインプットによってそのデザインが何故選択されたか言語化した上でクリエイティブな仕事を遂行しているとのこと。センスは知識のインプットによって成り立っているのだとしている。ちなみに美学では先天的な感性と後天的な感性があるとしている。
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 鳥取県立図書館にドラマ誌を寄贈――大山山麓を舞台にしたドラマ「灯の橋」(水木洋子/作)の脚本収録号(2025.03.04)
- コノテーションがキーとなる分析概念か――ロラン・バルト『S/Z バルザック「サラジーヌ」の構造分析』(2025.02.24)
- 『危険な関係』を読んだ方がいいか――トドロフ『小説の記号学 文学と意味作用』(2025.02.08)
- モチーフ素の連鎖で民話を分析――アラン・ダンダス『民話の構造 アメリカ・インディアンの民話の形態論』(2025.02.07)
- 朝刊も配送停止(2025.01.14)