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2022年7月10日 (日)

嫁と姑――モチーフ分析

◆あらすじ

 昔、仲の悪い姑と嫁がいた。姑は毎日文句ばかり言っている。嫁は姑を殺してしまえば家は無事に治まると思って医者のところへ行って姑を殺す毒薬を作って欲しいと頼んだ。医者はさっそく薬を作った。渡す際にこの薬を飲むと長い間はもたない、その間は精一杯懇ろにせよと言った。嫁は喜んで薬を貰って帰ると、そっと姑に飲ませて、それからは姑を大切にした。姑は喜んで金も着物もお前にやると言った。姑がこれまでとうって変わって優しくするので、嫁はこんないい姑を殺しては済まないと急いで医者に相談して、毒を消す薬を作ってもらうよう頼んだ。すると医者は前の薬は毒ではないと安心させた。それからは嫁と姑はとても仲よく暮らした。

◆モチーフ分析

 仲の悪い嫁と姑がいた。嫁は姑を<毒殺>しようとして医者に<依頼>する。医者は毒薬を嫁に渡す。嫁はそれを姑に<服用>させる。嫁、最後だからと姑に<よくする>。姑の気持ちが<変化>する。それを知った嫁は<解毒>するよう医師に頼む。医師はあれは偽薬だったと<告げる>。嫁と姑、仲良くなる。

 <毒殺>のための毒薬を<依頼><服用>させる。<優しくする>と姑の態度が<変化>、<解毒>を<依頼>するが偽薬だった……という流れ。

 毒薬を盛るが、それは偽薬だったというところが発想の飛躍でしょうか。

◆参考文献
・『日本の民話 34 石見篇』(大庭良美/編, 未来社, 1978)pp.71-72.

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