ようやく通読する――未来社「日本の民話 34 石見篇」
未来社「日本の民話 34 石見篇」を通読する。第一集と第二集の合本。編者は大庭良美。十年以上前に買った本だが通読していなかった。
民話なので昔話だけではなく伝説も収録されている。他の本とも被るお話も少なからずある。
さて、これで石見地方の昔話を一通り読んだと言えるだろうか。ここから何かが見つかればいいのだが。
読んでいて面白いと思ったのは「博労と狐」。牛馬市のあった阿須那の昔話かと思ったら、大和村で美郷町の話のようだ。「日本昔話大成」にも収録されているので、特に島根の昔話という訳でもない。
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