流派を時系列順に紹介――藤田令伊「現代アート、超入門!」
藤田令伊「現代アート、超入門!」(集英社新書)を読む。タイトルから分かるように現代アートの入門書。フォーヴィスム(野獣派)、キュビスム(立体派)、表現主義(青騎士、ブリュッケ)、コンセプチュアルアート、ダダ、新造形主義、シュルレアリスム、抽象表現主義、ポップアート、サイト・スペシフィック、ポストモダンといった流派の流れが時系列順に紹介されており、現代アートについて一通りの解説を施している。現代は様々な流派に分派し、多極化しているとのこと。
現代アートそのものが知りたかった訳ではなく、芸術より幅広さをもった概念としてアートという語句が用いられる現状について知りたかったのだけど、これはこれでいいと思う。
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