まともな本文――毛利三彌/編『演劇論の変貌』
毛利三彌/編『演劇論の変貌 今日の演劇をどうとらえるか』を読む。序文を入れて九つの論考からなる本。ランシエール「解放された観客」を読んだ後だとまともな日本語(訳)だと感じるが、これも決して易しい本ではない。
読んでいて思ったのだが、パフォーマンス理論に関しては、なぜかパフォーマンス理論自体の解説が無く議論が進む。空洞なのかと思わされる。
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