« 今日はハロウィン | トップページ | 10月は二冊 »

2021年11月 1日 (月)

ポストモダン思想は難しすぎる――ランシエール「解放された観客」

ランシエール「解放された観客」を読む。観客論として読んだものだけど、ポストモダン思想は僕にとっては難しすぎた。序盤は演劇論なのだけど、抽象的で具体例が無く意味が取れなかった。後半になると映画、インスタレーションといった事例が出てきて多少は緩和されたが。翻訳ものに特有のとっつきにくさはあると思う。

演劇を鑑賞するという行為は受動的なものである。これを能動的にしなければならない……ということだろうか、しかし、能動的な観客とは何か分からないのである。一つには批評性かもしれない。批評性の有無が演劇と芸能を分けるのだろう。

|

« 今日はハロウィン | トップページ | 10月は二冊 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事