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2021年10月25日 (月)

これからゼミに属する人に――上野千鶴子「情報生産者になる」

上野千鶴子「情報生産者になる」(ちくま新書)を読む。社会学の論文の書き方とした方が適切な気はする。大学でこれからゼミに臨む人、卒論を書く人、大学院に進学しようと考えている人たちには強力な後押しとなるだろう。KJ法は実際に試みてみたい。

また、立教大学の生涯学習コースについても言及されている。一年コースで論文を書くのだそうだ。

情報のノイズ(個人的にひっかかったところ)から着想を得ることが記されている。社会学などの大抵の学問ではそうだろう。ただ、法学の場合は学部生レベルではA説B説について考えるといった形で独自の見方をすることには至らない。

僕自身は大学は法学部法律学科だったのだけど、法律とは合わなかったのか実定法はさっぱりだった。ゼミで先生に「もういい」と言われたこともある。法学なので卒論を書くことなく卒業した。なので、こうして書くことはその代償行為である。

こうして伝説や神楽の記事を書いているので、文学部に進学しておいた方がよかったかもしれないとも思っているのだけど、果たしで学生の四年間で卒論を書くレベルまで至っただろうかと思うとかなり怪しい。

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