問題は表紙
電子書籍の作成過程、執筆はテキストエディタ(秀丸エディタ)、校正は一太郎、EPUB変換はでんでんコンバーター、Kindle Previewerで確認という流れになった。当初、一太郎でEPUBを作成するつもりだったのだけど、画像の添付がHTMLライク(ブラウザによって解釈は微妙に異なるが、概ね同じようなレイアウトになる)にできないので、簡易マークダウン記法で記述できるでんでんコンバーターを使うことになった。
EPUBはさほど難しくなかったが、問題は表紙の作成である。今回は縦構図で撮った写真にGimpでテキストを付け加えるという風にした。POD(プリント・オン・デマンド)を見据えた際、裏表紙、背表紙も用意しなければならない。特に背表紙がよく分からないといった現状である。
表紙にはデザインセンスがもろに出るという側面がある。
推敲はEPUBファイルをでんでん2POD出版(β)というWEBサービスでPDF化して行っている。これはルビのタグの閉じ忘れが時々あるので、ルビを振るときにメモしているのである。Kindle Previewerが日本語と中国語の検索機能に対応していないのでPDFを使う形となっている。機能改善されるといいのだが。
背表紙の作成はマイクロソフトオフィスのパワーポイントを使用した。パワーポイントはスライドのサイズをセンチ単位で指定できるのである。PODは四六判なので余白を見て高さ19cmと設定、幅は2.54cm以下に指定できないので2.54cmと設定する……という流れである。
[デザイン]→[スライドのサイズ]→[ユーザー設定のスライドサイズ]である。作業した後、[ファイル]→[エクスポート]→[ファイルの種類の変更]でJPEGでエクスポートすればいい。
Jpeg画像についてはリサイズ超簡単!Proというフリーソフトでリサイズしている。画像を縦構図にトリミングする際にはSILKYPIX JPEG Photography 10を使用している。
一太郎2021プラチナを買ったのだけど、肝心の花子が活用できていない。
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