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2021年5月

2021年5月30日 (日)

各SNSへの英文記事投稿完了

Twitterに英文記事を投稿する。実はアカウントをとって10年くらい経っているのだけど、長文投稿の仕方を知らなかった。

これでFacebookのグループ、Redditのフォークロア板、Tumbrl、Twitterと各SNSに投稿したことになる。結果は中々ついてこないけど、気長に待つべし。

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2021年5月22日 (土)

滑舌が非常に悪い

オープンフォーラムというZOOMを使ったミーティングに参加する。議題はコロナ禍の中での神楽と、コロナ禍における科学哲学のあり方といったところ。

僕自身、思いがけず発表することになって、神楽の無観客ライブ配信についての資料を急遽まとめて発表した。ブログに記録をつけていたので何とかなった。滑舌が悪いので冷や汗ものだった。

どうして中国地方では神楽が人気なのですか? と訊かれて上手く答えられなかった。「血が騒ぐ」んですと答えればよかっただろうか。

YouTubeで行うライブ配信は極論するとスマートホンがあればできちゃうのだが、本格的にやるとなると細々した機材が必要でハードルが高い。

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2021年5月11日 (火)

一年前の動画だが基本は変わらない

「2020.07.04-新型コロナウイルス感染拡大防止対策ガイドライン講習会」という動画をYouTubeで視聴する。講師は広島大学の感染症の専門家。去年、広島県で神楽関係者に向けて催された講演。基本的には三密回避など現在も言われていることが当てはまる。違うのは布マスクでもOKという点。現在では不敷布マスクが推奨されている。

<追記>
余談。講師の先生がなぜそんなに神楽が好きなのか尋ねたところ、「血が騒ぐんだ」という答えが返ってきたとのこと。テンポの速い八調子ならではの回答と言えるだろうか。

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2021年5月10日 (月)

エゴサーチならぬ神名サーチ

エゴサーチという言葉がある。ネットに自分の評判が載ってないか気にする人たちの症状である。一般人である僕には無関係だが、Twitterで「乙子狭姫」「オトゴサヒメ」「胸鉏姫」「胸鉏比売」「天豊足柄姫」といった当ブログで紹介した神々の名で検索すると、結構広まっている様である。特にゲームの影響力が大きい。キャラクター化されることで一気に認知されるようだ。ゲームから遡って元の伝説にまで興味を持ってもらえるといいのだけど。

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2021年5月 7日 (金)

リアリズムと女形――渡辺保「明治演劇史」

渡辺保「明治演劇史」(講談社)を読む。2012年発行で、この本は書店で買ったから9年近く積読となっていたことになる。500頁近くある本なので、読了までに時間が掛かった。

歌舞伎も能楽も文楽も全然知識が無く、明治維新から始まる序盤を読み進めるのが難航した。この本を買ったのは島村抱月の業績が知りたかったからだけど、それは最終章でなので、そこまでたどり着くのに時間が掛かった。この本では抱月は坪内逍遥の弟子で女優・松井須磨子を見出したことが主に描かれているといった扱いだった。抱月はスペイン風邪で亡くなってしまったので、志半ばで散ったことも影響しているだろう。

明治時代は急速な近代化が施された時代で、芸術面では自然主義リアリズムが導入された時代だった。この本ではリアリズムに価値を置いているようである。

当初は歌舞伎も現代劇をやっていたことを知る。現代劇は散切り狂言→壮士芝居→新派→新劇といった過程を経るのだけど、その過程の中で歌舞伎は古典劇に注力していくようになった様だ。ただ、それでも歌舞伎の影響からは抜けきれず、女性役は女形が務めることが大半だった様だ。その中で成功したのがオッペケペの川上音二郎の妻である貞奴であるが、彼女も歌舞伎の影響下にあった。歌舞伎とは無関係の出自を持ち、イプセンの「人形の家」で一躍注目を浴びた松井須磨子が近代的な意味での最初の女優になるとしている。

当初は演劇がメディアの役割も果たしていて、戦争劇で大当たりをとる。しかし、活動写真の登場によってメディアとしての役割は奪われていったという流れでもある。

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2021年5月 5日 (水)

女神のキャラクター性

Twitterで「乙子狭姫」もしくは「胸鉏姫」と検索すると画像がヒットする。「ソラとウミのアイダ」というゲームを中心としたメディアミックスで未実装に終わったものの、乙子狭姫と胸鉏比売がキャラクターとして取り込まれていることが分かる。他にも乙子狭姫はカードゲームのキャラクターとしても登場している。「豊熟の女神オトゴサヒメ」とある。背景に赤雁の姿が描かれているので間違いない。乙子狭姫と胸鉏比売のキャラクター性が認められたということだろう。まあ、神社の祭神というより例えば桃太郎やかぐや姫に近い存在なので流用し易いということなのだろう。天豊足柄姫命や櫛代賀姫命だと同じ様にはいかないかもしれない。

乙子狭姫の画像
胸鉏姫の画像
豊熟の女神オトゴサヒメの画像

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