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2021年4月

2021年4月10日 (土)

鷲宮神社の催馬楽神楽を見学 2021.04 巫女さん引退式

鷲宮神社の春季祭の奉納神楽を見学する。11時から夕方4時まで演じられたので、通常の進行の様だ。奏楽の人をアクリル板で仕切るといったコロナ対策は特に取られていなかった。奏楽の人も演奏中はマスクを外していた。

神楽を見学するのは昨年の一月以来。去年はコロナの得体が知れないで見学を見送っていた。今年もまん防下でカメラをぶら下げて外出するのも少しためらわれたので(東京都は通過するだけだが)、カメラをバッグに入れて行く。

鷲宮神社・催馬楽神楽・奏楽のメンバー

・天照国照太祝詞神詠之段
・天心一貫本末神楽歌催馬楽之段:地鎮祭のような意味合いを持つ
・端神楽
・祓除清浄杓大麻之段
・端神楽
・五穀最上国家経営之段
・端神楽
・引退式
・端神楽
・磐戸照開諸神大喜之段
・端神楽
・祓除清浄杓大麻之段

もう一回、祓除清浄杓大麻之段があったのだが、どこに入るのか分からなくなってしまった。杓舞は三度舞われた。

鷲宮神社・催馬楽神楽・天照国照太祝詞神詠之段
鷲宮神社・催馬楽神楽・天心一貫本末神楽歌催馬楽之段
鷲宮神社・催馬楽神楽・五穀最上国家経営之段
鷲宮神社・催馬楽神楽・磐戸照開諸神大喜之段
鷲宮神社・催馬楽神楽・祓除清浄杓大麻之段

今回、途中で巫女さん三名の引退式が行われた。六年生になると引退という決まりだそうだ。ただ、引退した内の二人は、ブログでも(後姿だけ)写真を紹介したお姉さんである。彼女たちは小学6年生にはとても見えないから、キャリアで6年ということだろうか。お姉さんズの最後の舞は岩戸だった。

鷲宮神社・催馬楽神楽・巫女さん引退式
鷲宮神社・催馬楽神楽・巫女さん引退式

今回はそういった事情もあって杓舞が三度演じられた。内二つは動画を撮った。ただし、三脚なしで手持ち撮影だったので、腕を持ち上げ続けていると筋肉が強張って痛くなってきた。無事撮れているといいが。また、テントと椅子は無く立ちっぱなしだったので、脚が痛くなった。

今回、行っておいてよかったと思う。知らない内に消えていたということもあり得たのだ。

あと、今回はペンタックスKP+シグマ18-200㎜の本格デビュー戦となった。しかし、確認してみると逆光下で画質は良くない。今回レンズフードを持っていくのを忘れた。解像度は低いが望遠ズームで撮っていたフォーサーズのときの方がむしろ良かったと思える。やはり便利ズームなのだ。

<2021.0413追記>
4月10日に録画した鷲宮神社の催馬楽神楽「祓除清浄杓大麻之段」をパソコンで確認する。撮影時は逆光で液晶画面がよく見えず、ちゃんと撮れているのか不安だったが、ちゃんと撮れていた。手持ち撮影なので常に画面が揺らいでいるが、特に問題ないだろう。残念なのは、今回で引退したお姉さん格の巫女さんが二名いたのだが、その内一人しか動画に収められなかったことだ。これなら二人が共演した「磐戸照開諸神大喜之段」も動画で撮影しておけばよかったと思う。手持ち撮影なので肩と腕が痛く、長時間の録画が苦しかったという事情もある。もう二人は引退したので、撮影する機会は二度と訪れない。まあ、写真には収めているので、それでよしとしよう。

動画はパナソニックGX7mk2+35-100㎜F2.8で撮ったのだけど、動画のパナで良かったなという印象。他社だと熱停止することがあるのだけど、パナソニックは熱対策が施されているので安心して撮影することができる。

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2021年4月 5日 (月)

コロナ禍の諸相

斉藤修平先生から文教大学の「オープンフォーラム」5号が送られてきたので読む。「コロナ禍の諸相」特集である。斉藤先生の担当パートが多くて、大宮住吉神楽保存会、垣澤社中、横越社中、佐相社中の2019年と2020年の神楽実施状況に関する報告があった。

神楽師の方たちが懸念しているのは楽屋が狭くて密になりがちなこと、面や採物も消毒して使っているとのことだった。2019年までが通常だったとして、2020年は神楽上演の機会が半減した社中もあった。高齢の神楽師も多く(勤めを引退してから神楽を始める人も多いらしい)、その点でも感染対策が必要となった。

今医療関係者にワクチンが接種されているところで、一般にまで順番が回ってくるのは何時になるだろう。今年中には難しいかもしれない。

参考文献にはコロナを取り上げた書籍が多く、ここら辺は学者と素人の差だなと思わされた。僕自身はネットの記事を読むくらいである。

南雲功「黄金の翼に乗って」は科学哲学的な内容。目にとまったのは「人間主義から自然主義を見ると、人間性を無視した唯物論的世界観であり、社会構造の崩壊をまねく思想である。」(6-7P)という一文。唯物史観の欠点がすっと胸に落ちた。

<追記>
なお、ここで言う自然主義とは文学のそれではないとのこと。

<追記>

近代は言わば自然主義の時代である。科学が技術と結びつき、高度な発展を遂げた。その恩恵下に我々もいるのである。

「黄金の翼に乗って」では自然主義的視点、人間主義的視点、霊性的視点の三つが比較衡量される。基本的な認識については自然主義的視点から科学リテラシーを涵養する他ないだろう。しかし、自然主義的視点では人間性が等閑視されるといった事態にも繋がりかねず、その点で人間主義的な観点から修正が施されることになるだろう。霊性的視点について言えば、例えば神楽の悪疫退散祈願なども霊性的な念願の現れである。

近代における自然主義が科学技術的な成果物を持つとしたら、人間主義は人権という成果物を持つだろう。さて、現状における自然主義と人間主義であるが、コロナ禍の渦中に我々はいる。そこでは都市の強制ロックダウン―強制力をもったそれ―が地方自治体の首長たちによって提起されている。これは言わば科学的見地から人権に制限を加えるものと言える。自然主義と人間主義の葛藤がそこに見いだせるのである。現行憲法下では私権の制限は難しいとも指摘されており、憲法改正は案外こういった切り口で改正論議が始まるのかもしれない。

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2021年4月 2日 (金)

カメラで撮った方がいいと思う

人文研究見聞録というブログがあって勝手にライバル視している。ブログ主の方はどこにお住まいなのか不明だけど、島根県の神社についても詳しい(島根の記事件数は多いので島根在住時期があったのかもしれない)。僕の知る限り図書館にも無い情報が多々あるのだ。また、活動範囲は全国区である。島根県石見地方限定の僕とは違うのだ。

残念なのは添付される写真がスマホで撮ったものであること。今のスマホの写真は悪くないが、POP調というか色味にかなり手を入れているのだ。やはり写真は専用のカメラで撮った方がいいと思う。

https://cultural-experience.blogspot.com/

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2021年4月 1日 (木)

20年10月~21年3月までの本館の実績

10月 PV:1757 Visit:1302 UU:1209
11月 PV:2180 Visit:1777 UU:1673
12月 PV:2556 Visit:2040 UU:1950
1月  PV:2488 Visit:2042 UU:1931
2月  PV:1535 Visit:1176 UU:1127
3月  PV:1698 Visit:1308 UU:1246

※10、11、12月はmsnbotのアクセス多し。

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