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2021年3月

2021年3月24日 (水)

微々たる成果

英文サイトをオープンしてしばらくが経過した。検索だけで人が来るとは思えないので、FacebookのグループやRedditなどに情報を書き込んで宣伝している。成果は微々たるもの。海外では根本的に知名度が無いのだから、長期的に見なければならない。

Twitterは短文なのであらすじが収まらないし、アクセスが無い。宣伝媒体としてはほぼ無効である。

Tumblrにもユーザー登録してみた。Twitterと似た様な使い方をしている人が多いが、こちらは長文を書ける。フォロワーがいないのが現状なので、Tumblrの活用は考え中。一件だけテスト投稿してみる。

<追記>
Tumblrに何件か記事をアップしてみる。どれくらいの閲覧数があるか分からないが反応は極々薄い。基本的に外部には非公開みたいで、その点でも宣伝力はあまり無いようだ。

<追記>
Facebookのグループはファンタジーっぽい樹木等の写真をアップロードすることが主で、特に何かについて論じるという空気ではない。

そうすると残すはRedditの板ということになるのだけど、神話板と民俗板とに分かれている。神話板の方が活発である。しかし、神話限定となると、伝説ですら記事を書くことがためらわれる。

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2021年3月20日 (土)

ライブ配信を見る(ただし録画で)

浜田商業高校郷土芸能部がライブ配信した「八幡」「大蛇」を見る。IT商業研究部が協力したとのこと。視聴者数は僕が確認した時点で120人ほどだった。高校生ができるのだから大人にできないことは無いと思うのだけど、機材は何が必要とかさっぱり分からない。パソコンとカメラをHDMIケーブルで結んでということだろうけれど、細かいオペレーションがさっぱり分からない。あと、パソコンを使うので雨天に対応した施設が求められるというところだろうか。

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2021年3月19日 (金)

昔話のハードカバー本――武田正「日本昔話の伝承構造」

武田正「日本昔話の伝承構造」(名著出版)を読む。昔話についてハードカバーの本を読んだのは初めて。

まず柳田国男と関敬吾が取り上げられる。柳田は昔話研究に民俗学的方法論を持ち込んだ。関は戦前から戦後にかけて昔話の収集を行い整理分類、600以上の話型タイプに分類した。角川書店「日本昔話大成」はその成果である。なお、本書では小松和彦の引用が多い。出版当時は気鋭の若手学者という立ち位置だったと思われる。

第一章では昔話の語りの座が取り上げられる。昔話は大別して動物昔話、本格昔話、笑話に分類されるが、まず昔話が語られた場として囲炉裏端、木小屋(若衆宿)、百物語、仕事の場での語り、年中行事での語り、庚申講などが挙げられる。そこでは語られる対象としての聞き手の年齢に応じた話し方がされる。動物昔話が幼児層に対して語られ、本格昔話は児童層に、笑話が少年から青年に対して語られるという分析である。若衆宿での語りでは世間話が多かったとされる。そして600もの昔話を管理する山形県の佐藤家にフォーカスが当てられる。これは著者のフィールドが主に山形県であることによる。佐藤家はその先祖を辿ると大名の御伽衆だったとされており家の長男に代々昔話を伝授していたとのことである。

第二章では昔話の語りの意味にフォーカスが当てられる。昔話の主人公は「日常→非日常→日常」もしくは「非日常→日常→非日常」という展開を生きる。その中で異界との接触が行われることになる。日常と非日常の境界が問題となるのである。また、異類婚姻譚、異常誕生譚、異郷譚などが分析される。

第三章では昔話の歴史的展開が分析される。これは昔話の担い手についてである。説教師、瞽女(ごぜ)などの語りが取り上げられる。昔話は神話から誕生したとする立場では神話から仏教説話、寺社縁起へと変化し、更にそこから昔話が誕生したとするのである。今昔物語や日本霊異記などの説話文学があり、そこから更に御伽草子が誕生、それらのモチーフを元にして昔話が発生したと考えるのである。

その中で猿神退治が今昔物語などを典拠とした昔話であることから分析される。また、狡猾者譚についても分析される。これは江戸時代の封建的な社会の中で支配層であった武家階級や庄屋などへの風刺を含んだものとして成立してきた。笑話の成立については泰平の世が到来、都市が発生し庶民文化が花開く中で都会の庶民と農村の庶民のとの落差を描いたものとなっている。また、世間話は噂話として誕生するが、それが伝説へと発展する場合と、そこまで至らず消滅してしまうことなどが挙げられている。

以上の様に昔話の語られる場、語る主体、語りの内容の主な三要素について分析されている。

この様に日本昔話についての概説書となっている。本書が出版されたのが1992年だから既に30年近くが経過している。昔話の収集・分類は大体昭和30年代から40年代にかけてで終わっているのである。それから構造主義が流行ったこともあり、構造分析的な視点が持ち込まれたところまでは分かる。一方で、昔話について90年代以降の展開を記した本があるのかどうかが分からない。口承文芸関係の本は図書館にもそれほど収蔵されていないし、ネット書店でもラインナップがあまりないのである。この間の研究の展開が分かれば、また一段道が開けるのだが。

昔話とは詰まるところ、因果関係を噛んで含めるものだと思う。こうすればこうなると追体験させ、道理をわきまえさせていくのである。

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2021年3月11日 (木)

あれから10年

今日は東日本大震災から10年とのことである。横浜は震度4強だったと思う。このブログは震災とは関係ないのだけど、厳島明神の「ここを海にしよう」というページに東北の方よりアクセスがあったことを思い出す。検索キーワードは忘れてしまったが、「ここを海にしよう」というのは震災に遭われた人たちにとっては洒落にならないのだ。

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2021年3月 7日 (日)

興ざめ

琴庄神楽団の創作神楽「厳島」をYouTubeで視聴する。50分くらいあるのだけど、途中で何回も広告が挿入されて興ざめだった。NPO法人広島神楽芸術研究所がアップロードしたものだから、ある意味オフィシャルな動画なのだけど。冒頭に広告を入れるのは理解できる。しかし劇中に広告を入れるのは無いだろう。本当に神楽好きだったらやらないはずである。

創作神楽なので内容は分からない部分も多かった。平清盛が主人公である。

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2021年3月 1日 (月)

4クラスに

まちBBSという匿名掲示板で浜田高校のクラスが5から4クラスに減らされると知る。僕の時代は理数科と併せて9クラスあったから随分な減り様である。

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