私とニフティ(お題記事)
私がニフティに加入したのは、アップルのパフォーマというオールインワンのデスクトップPCを買ってから一年ほどした頃でした。義兄の勧めでパソコン通信を始めたのです。当時のサービスはニフティサーブのフォーラムという掲示板群と電子メールでした。この頃はモデムの回線が遅くて、ダウンロードする文字が読めなくもない時代でした。当時、ニフティサーブの掲示板は最盛期でしたが、私自身は発言することはありませんでした。
時代の潮流はパソコン通信からインターネットの掲示板に移って、パソコン通信は低調になっていきました。また、ホームページで自分で情報発信する時代となっていました。遅ればせながら、2002年にホームページ作成講座に通って、infowebで自分のホームページを立ち上げました。
当時頭にあったのは会社の先輩から言われた「君も何か趣味を持ちなよ」という助言でした。ですが、当時の私は読書や音楽鑑賞する趣味はあったのですが、受動的なもので能動的に情報発信する趣味は無かったのでした。ホームページも内容のない空虚なものでした。
そんな中、2003年11月にココログというブログサービスがスタートしました。当時はまだブログは目新しく他社に先駆けたサービスだったと思います。ホームページの様にHTMLやネットワークの知識が無くても自力で情報発信できる画期的なサービスでした。私も早速ブログを始めたのですが、大して書くこともなく徒然日記のようなものでした。ブログのタイトルが「薄味」なのは濃い記事を書けないからという自虐からです。とはいえ他人の日記を覗くのは結構楽しい体験でした。
今ではブログとは何かにテーマを絞って書くものとコンセプトが明確になっていて、またそうしないとアクセスが稼げない状況ですが、当時はブログが手軽な情報発信手段として活発に使われていました。
2006年夏に実家に帰省した際、日本標準「島根の伝説」という小学生のとき課題図書として買った本が残されていることに気づきました。この本は島根県の伝説を収録した本ですが、暗くユニークな作風の本でした。この本に収録されている伝説の地を実際に訪れ、写真を撮って図書館に通い関連する資料を集めて考察する記事を何本か書いたのでした。
そうすると次第にアクセスが増えていきました。コンセプトを島根県石見地方の伝説に明確化したのが功を奏したのだと思います。また、当時はアクセス解析でどんなキーワードで来たのか分かりましたから、随分と参考になりました。
記事もたまってきたので、2010年5月にココログプラスに変更してブログを分割、メインブログで島根の伝説を扱うことにしました。
残念なのは、ブログの写真はコンデジで撮っていて画質は良くはありませんでした。ミラーレス一眼を買ったのが2012年冬ですから、伝説の地を巡るのと画質の良いカメラを携行する時期がズレてしまったのです。
現在は島根県石見地方の伝説はほぼ書き終わって、神楽の記事が中心となっています。また、写真ブログで島根県石見地方の神社とその狛犬の写真を掲示するようにしました。こちらはポツポツとアクセスはあるのですが、記事一覧から複数の記事を読むといった導線は確立できていません。
現在では「島根県の伝説、昔話」「神社、狛犬、神楽」「写真、デジカメ」というジャンルにまたがったブログ運営を行っています。アクセスは一日あたり30~40PVというところなので、中の下くらいの位置にいるのではないかと思います。
要望を一つ。ココログにはウェブページという機能があって、例えば目次のページを作るといったことが可能なのですが、実際にはアクセスがありません。そこで、ブログのヘッダーにウェブページへのリンクを張れるようにしたテンプレートを開発できないでしょうか。
ブログはログ形式なので体系性がありません。必然的に直帰率が高くなります。その点ではホームページの方が自由度があります。目次のウェブページへのリンクが目立つ場所にあれば、また状況も変わるのではないかと思います。
後、アクセス解析なんですけど、msnbotというマイクロソフトのクローラーのアクセスが計上されています。無視できない数字なので弾くよう対策をとっていただけないでしょうか。
大学生の頃、田辺聖子さんのエッセイが好きで、現在アニメ映画「ジョゼと虎と魚たち」が公開中ですが、一生に一冊エッセイ本を書いてみたいと思っていました。その願望と自己顕示欲はブログで満たされることになったのでした。
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