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2020年11月29日 (日)

質的データを分析してみる

佐藤郁哉「質的データ分析法」を読み終えたので、試しにかながわのお神楽第二回公演の神楽師アンケートの要約をテキストに起こしてみる。13人分のデータ。9時ごろから始めて13時くらいまでかかった。思ったより疲れる作業だった。EXCELに転記する作業は一時間弱で終わった。

おそらくEXCELに転記する手間がMAXqdaでは省かれるのだろう。

結果をここに掲示することはしないが、幾つかの点。奉納神楽と舞台上の神楽で違いはあるかという質問に、舞台の上では見つめられているという視線の強さを感じさせる回答があった。別に舞台だからといって手を抜く訳ではないのである。

稽古については、奉納神楽と舞台とで特別に分けている回答はなかった。出演者が増えるので、その立ち位置の確認などは行ったそうだ。

フィールドワークを行う研究はこういう風にするのかというのが少しだけ分かった気がする。

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