母娘を引き離す――日本古典文庫「源氏物語」「松風」
日本古典文庫「源氏物語」「松風」を読む。東の院が完成し、光源氏は花散里を西の対に移住させる。明石の君も迎え入れるつもりである。明石の入道は孫娘をこのまま明石で育てるのも問題だと思い、嵯峨の大井にある今は荒れた山荘を修繕して、そこに明石の君を移すことにする。源氏は明石の君を迎えに立たせる。明石の君は船で明石を出て山荘に移る。そのことを知った源氏は桂の院という別荘に行くと言って明石の君に会いに行く。そのことを察した紫の上は不満を漏らす。娘の姫君は麗しく育っていた。源氏は大井の山荘で三日過ごした後、予定を変更して桂の院に立ち寄り、管弦の遊びをする。源氏は紫の上に明石の君の産んだ娘を育てさせることにする。紫の上も承諾する。
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