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2020年4月

2020年4月29日 (水)

春にちなんだ二演目

録画したNHK「古典芸能への招待」を見る。舞囃子「田村」と能「湯谷(熊野)」。春にちなんだ両演目。字幕があったので、ある程度は見当がついた。「湯谷」は母が病気なので暇乞いしたいのだけど、主人が中々許してくれなくて花見に駆り出されるという内容。昭和三十年代に「湯谷」をフランスからの使節に見せたところ、退屈だとの評を得たとのこと。評論家の先生の説明によると、リアリズム演劇ではなく、何も無い舞台をイマジネーションしながら鑑賞するものなのでだろうとのこと。昭和三十年代だと字幕も無いだろうし、見てもよく分からないのは致し方ないかもしれない。「田村」は修羅物だが、鈴鹿山の鬼に勝つ内容なので修羅の祝言と呼ばれているとのこと。また、三つある勝修羅の一つであるとのこと。、

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2020年4月23日 (木)

巫女舞の四コマ漫画――あひる「かぐらまいまい!」

あひる「かぐらまいまい!」第一巻(芳文社)を読む。芳文社の萌え四コマ漫画雑誌で連載されている作品。女子高生が舞姫部で御神楽を舞うというストーリー。御神楽を「おかぐら」と読んでいる。しかし、御神楽だと宮廷の御神楽(みかぐら)と混同してしまうのではないか。要するに巫女舞なのだけど、特にどこの地域をモデルとしている訳でもなさそうである。正直に書くと、絵柄は可愛いが、お勧めはしない。

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2020年4月22日 (水)

遠隔複写サービス停止

気がつくと、国会図書館の遠隔複写サービスも4月15日から当面の間休止となっていた。緊急事態宣言、5月6日で解除されるかというと、感染者の数が減っていないので延長もあり得るのではないか。梅雨の時期に入ったら、ウイルスにとっては活動しにくい状態だから、それまでには解除されるのかもしれないが。

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2020年4月14日 (火)

返却期限がないと読まない

河出書房新社の日本古典文庫「平家物語」(現代語訳)を読み始めたのだけど、面白いと思いつつ、これがちっとも進まない。新型コロナウイルスの影響で図書館に通うことは避けて、Amazonで古本を買ったのだけど、どうも返却期限がないということは、いつでも読める、期日までに読まねばというモチベーションが湧かないということらしい。

日本古典文庫では既に「太平記}(現代語訳)を読んでいる。1980年代に出版された今となっては古い本だけど、古典が現代語訳で読めるという点で素人には有難いシリーズである。

ちなみに日本古典文庫は二段組の構成で、フォントが小さい。その点で老眼の目にとっては読みづらくもなくはない。いっそのこと電子書籍化してくれれば有難いくらいである。

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2020年4月10日 (金)

定義づけが困難――三浦秀宥「荒神とミサキ―岡山県の民間信仰―」

三浦秀宥「荒神とミサキ―岡山県の民間信仰―」を読み終える。この本は約500ページあるのだけど、読むのに時間がかかった。10ページずつちまちまと読んで何とか終わりまでこぎつけた。

タイトルにあるように岡山県の民俗を扱った本。やはり普通の民俗学者だと一県+αくらいが限界のようだ。元々は著者が発表していた論文を合わせて一冊の本にしたもので、その点で内容に重複が多い。

タイトルが荒神とミサキなのだけど、荒神信仰もミサキ信仰も全国に拡がっており、内容も様々であり、明確な定義づけは不可能な様である。基本的には守り神なのだけど、祀らないと祟る神でもある。ミサキは使令でもあって、神の眷属であり、その眷属が民を守護する(護法童子など)という信仰があるとのことである。

荒神信仰やミサキ信仰には修験の山伏が関わっているらしいのだけど、岡山県――備前・備中・美作の場合、鳥取県の伯耆大山に拠点を置く山伏の集団が影響を及ぼしていたとのこと。山伏の世界にも派閥があるようだ。

荒神神楽にも言及されている。著者は仏教系の大学を出ており、住職も務めている仏教系の民俗学者であるから、神楽に関しては石塚尊俊や岩田勝の方がより深化していると思われる。だが、見方を変えると、荒神神楽の背景にあるものが詳細に描写されていることになる。

僕自身は島根県石見地方の出身であるが、岡山県で見られるような荒神信仰やミサキ信仰は無いのである。僕は国鉄の機関士の子供であるが、本家は山持ちである。また、母方は農家であるが、このような習俗を目にしたことがないのである。石見地方も浄土真宗が強いらしく(うちは禅宗)、雑事雑修を拝すると言われているので、そういう習俗が発達しなかったのかもしれない。

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島根陥落

島根でも松江で新型コロナウイルス感染者が出たとの報。島根陥落。クラスタにならないように願う。残るは鳥取と岩手。

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2020年4月 9日 (木)

緊急事態宣言下において

緊急事態宣言が発令されて、神奈川県も宣言下におかれた。書店が休業するとのこと。図書館も休館になる。国会図書館も閉めるけれど、遠隔複写サービスは利用可能とのこと。日常のコピー作業が無くなる分、早めに届くかもしれない。しかし、本当に一ケ月で収束するのだろうか。

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2020年4月 2日 (木)

梨田監督が

元近鉄の梨田監督が新型コロナウイルス感染で入院との報。重度の肺炎らしい。重度の肺炎になるとかなりの確立で危険なのだが、まだ66歳と若いし、回復して欲しいものだ。

<追記>
5月20日付けの報道で梨田監督が退院したとのこと。一時は集中治療室に入っていたこととのことで危なかった。

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2020年4月 1日 (水)

本館の実績 2019年10月~2020年3月

本館の実績 2019年10月~2020年3月
10月 PV:2351 Visit:1797 UU:1712
11月 PV:2812 Visit:1583 UU:1499 (内650PVは自分のアクセス)
12月 PV:1592 Visit:963 UU:866
1月 PV:1651 Visit:1201 UU:1144
2月 PV:1211 Visit:897 UU:850
3月 PV:1388 Visit:872 UU:811

今年に入ってPVが低下している。というより、10月~11月の数字が異常なだけか。

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エイプリルフールを忘れてた

四月一日だが、ホームページのトップページをエイプリルフール仕様に差し替えるのを忘れていた。こういうときに限ってアクセスがある。

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