コンプレックスを吐き出す
文教大学の斉藤先生にメールを送る。神楽入門用の記事をWordファイル化して送ったもの。神楽についてあまり知識の無い学生向けの記事になるだろうと思って提案したもの。関東の大学生が主な対象だが、石見神楽や芸北神楽中心の内容となっている。関東の里神楽も出雲流神楽に分類されるので、まあ、なんとかなるだろう。
読み返してみると。「石見神楽はショーである」という批判についてつらつらと考えた内容となっている。多分、新聞記事であったのだと思うが、石見神楽は人気があるが、一部でショーだという批判があるといった書かれ方をしていたことを記憶している。それから中学一年生のときの担任の先生が郷土史家だったのだけど、「本物の神楽は大元神楽の様なものを言うんだ」といった発言をされたことを記憶している。
これらの批判について、どう答えたら良いか分からないままにコンプレックスとなっていたものが一気に噴出したというところである。現在は本質主義と構築主義という学説の対立の存在を知ったので、あのときのあれは多分こういうことだったんだろうなと思いつつ書いた記事である。
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