橘樹神社の横浜神代神楽を鑑賞 2019.06 その2
横浜市天王町の橘樹神社の例大祭二日目。寝過ごして11時20分頃に入ったので、最初の囃子は聞き逃した。獅子舞はおかめさんとの合わせ技だった。それから巫女舞。巫女さん姉妹の二人舞。それから「天孫降臨」と剣舞(タイトルが分からない)、「菩比の上使」「餅撒き」等が上演された。合間に獅子舞や囃子を挟んでの上演だった。
天孫降臨・モドキが登場。偉い神様がお通りになるので道を清め払おうとする
天孫降臨・天鈿女命と猿田彦命
天孫降臨・猿田彦命が剣で雲を切り払う
菩比の上使・酒好きな天菩比神が建御名方命に酒を勧められて飲んでしまう
菩比の上使・酔いから覚めた天菩比神、建御名方命と斬り合いになる
床をドンと強く踏む所作があったので、あれは反閇ですかと尋ねたところ、そうではなくて、神楽殿の床下は空洞なので、強く踏んで重低音を響かせるという意図とのこと。「言いつけの場」と「菩比の上使」はマイクで補足しながらの上演となった。衣装の着付けに時間がかかるらしく演目間の合間は長かった。
「天孫降臨」は猿田彦命がモドキとチャンバラをしたり、天鈿女命と対峙したりで、ニニギ命を迎え入れる内容。「菩比の上使」は天下った天菩比神(天穂日命)が建御名方命に国譲りするよう申し入れるが、建御名方命に酒を飲まされてしまって、降参するという筋立てだった。いずれの演目にもモドキが登場した。
横浜の神代神楽では大太鼓がリードせず、締め太鼓がリードする。そういうのを良しとするらしい。
夕方からは雨が降り初め、長袖でも肌寒かった。今回も休憩の間に舞台裏に入れてもらう。
課題としては、雨ということもあって観客が少なかった。演目がはじまると人が集まってくるのだけど、終わると潮が引くようにいなくなってしまう。興味を示す子供もいたが、石見地方の子供が神楽のお囃子を聞くと落ち着きがなくなると言われるのに比べると大人しかった。
写真を撮っていて気づいたのだが、デジカメの背面液晶で神楽を鑑賞している自分に気づく。肉眼で見るのとはやはり違うのだ。写真を撮らないと記憶がすぐに薄れてしまうし、ここら辺、写真を趣味とする者(メモ帳レベルだけどね)のジレンマである。
写真はニコンP7100とパナソニックGX7mk2+35-100mmで撮影。P7100は発表当時からレスポンスが悪い、AFが遅いと指摘されていたが、獅子舞のような動きものを撮るのにはちと厳しかった。パナソニックGX7mk2はレスポンスもAFも速く、今時のミラーレスといった印象だった。ただ、獅子舞は動きが速く、秒5コマくらいで連射しないと追いつかないようだ。
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