大阪に石見神楽の常設館が
以前、ニュースで見かけて、そのままスルーしてしまっていたのだけど、大阪に石見神楽の常設会場ができたとのことである。
石見神楽なにわ館
金・土・日・祝日に一日二回公演が行われるとのこと。料金は3,000円なので映画一本を見るより高い。
週6回公演なので、島根県からの社中の応援では賄いきれない。そこで大阪に在住する石見神楽経験者を募ったという流れらしい。金・土・日・祝日と公演するので、実質的には神楽専業という形になるだろうか。公演日以外にバイトを入れるとしても練習は必要だろう。これまで兼業だった石見神楽でプロの神楽師が誕生したという流れになるのだろうか。
観客は大阪府民だけでなく海外からの観光客も見込んでいるとのことである。神楽は衣装代がかかるし、うまく定着するといいのだが。収容人数は100人くらいとのこと。
<追記>
石見神楽なにわ館は年末で閉鎖するとのことだ。騒音で苦情がきたのだとか。大阪社中は活動を継続するとのこと。県の補助も無い独自の試みだったのだけど、中々難しいものだと感じさせられる。
大阪社中は頑張れと思う。関西は巫女神楽系で能舞を舞う社中は存在しないはずだし、うまくすれば東京社中の様になれるかもしれない。
| 固定リンク
「神楽」カテゴリの記事
- 釣り針をなくす(2023.03.19)
- 垣澤社中の記念公演に行く 2023.03(2023.03.05)
- YouTubeで鑑賞できた(2023.02.25)
- 現実の方が先行している事例(2023.01.12)
- 改良笛の製造元が廃業(2022.12.31)
「関西」カテゴリの記事
- あれから25年(2020.01.18)
- 芸北神楽の新舞で最も創作色が濃い「鈴鹿山」と田村三代の物語(2019.05.26)
- 鈴鹿山――田村三代記を読む(2019.05.26)
- 鈴鹿山――鈴鹿の草子を精読する(2019.05.26)
- 鈴鹿山――田村の草子を精読する(2019.05.26)