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2019年1月17日 (木)

山陰道はいつ全線つながるのか

「細切れ開通」山陰道はいつ全線つながるのか

11月の記事であるが、最近読んだ。西日本豪雨で中国道、山陽道、国道2号線が寸断され、国道9号線と山陰道が大渋滞を引き起こしたとのこと。山陰道は総延長380kmあるが、45%しか供用されておらず、その供用区間も細切れであるとの指摘。まあ、米子~出雲間を除くと各市のバイパス道+αみたいなのが現状ではある。

山陽道と中国道が同時に通行止めとなったのは政府の誤算だろう。日本海側の道路網が見直されたのは東日本大震災からだろう。いざというときのバックアップ機能が山陰には欠けていることになる。

記事では山陰道全通後は(いつになるか全く不明だが、島根県内は江津の現道活用区間以外は事業化されているので10年以内くらいだろうか)高速バスがJRの特急と競合するようになるとの予測も述べている。また都市部とつながることでのストロー現象も指摘されている。

安倍首相が山陰地方の道路事情はミッシング・リンクであると言ったとのことで、もう少し重点的に整備されればいいのだが。

なお、宍道湖・中海圏に関しては西は松江道、東は米子道という二本立てで山陽の都市部へのアクセスが格段によくなっている。島根県でいうと細切れなのは石見地方である。確かに全通してくれると出雲・松江方面に行きやすくなるので早めにお願いしたいところである。

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