たまには理系ネタを
週刊ダイヤモンド 2018/12/8号、「日本人はもうノーベル賞を獲れない」という扇情的なタイトルだったので、思わず手にとる。受賞ラッシュに沸く日本だが足元を見ると、独立行政法人化して以降の大学は運営費交付金の低減に悩み競争的な予算配分となって、将来芽が出るか海のものとも山のものともつかない基礎研究の基盤が揺らいでいる。企業の中央研究所も解体が進んでいる。また、中国の科学技術予算の急激な伸びがクローズアップされている。既に論文数では中国が上回っている。今のペースだと、数十年後には中国が量産することになるが、ことはそう単純に運ぶだろうか?
その中でSSH(スーパーサイエンスハイスクール)というページが目にとまる。理系教育に特化した課程を持つ高校らしい。山陰で指定されているのは米子東高、出雲高、益田高が図に載っている(※調べたところ、松江東高、鳥取東高は指定終了校となっている)。ただ、全国に名だたる進学校で指定を受けている高校は少なく、公立の二番手、三番手の高校が指定される傾向にあるとしている。ちなみに名門進学校からのノーベル賞受賞者は案外いないとのこと。皆、官僚を目指すのかもしれない。
理系に関しては語るべきものが何もないので、頑張ってとしか言いようがない(自動車やパソコン、デジカメは好きだけどね)。高校の数学Ⅲを理解できるのは全体の三割くらいとも聞いたことがあるし、一応、選ばれた人材候補というところであろうか。
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