秘密のケンミンSHOW、石見神楽編を見る
「秘密のケンミンSHOW」で石見神楽が特集されていたので見る。何でも島根県の人口は大正時代より少なくなってしまったのだとか。それで島根を支援する企画というところらしい。
インタビューに応じた人が石見神楽は8ビートだと言っていた。ロックと同じだと。番組の島根出身のタレントさん(江上敬子さん)はロックというよりジャズ(即興性)だと例えていた。宮崎出身のタレントもいたけど、宮崎の神楽はプロがやるとコメントしていた。
石見神楽が「ショーである」と批判を受けつつも人気なのは、この8ビートによるところが大きいのではないか。二十世紀の音楽シーンは8ビートの音楽が席捲した。それと一脈通じるのではないか。
益田の居酒屋のお座敷でやっていた演目は「十羅」だろう。姫が舟の櫂を持って舞っていた。石見神楽人気、相変わらず盛んだけど、それしか楽しみがないんじゃないかという気もしないでもない。
ここ一、二年ほど関東のお神楽を見ているけれど、ゆったりとしたテンポで、神話を元にした黙劇である。中国地方のような鬼退治、バトルの要素が薄いのだ。そこら辺、石見神楽と異なっている。関東の神楽は中国地方ほど盛んではない。他に娯楽がいくらでもあるからだろう。
ちなみに、浜田の三宮神社の夜神楽定期公演、僕が行った回だと県外からのお客さんが多かった。
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