なぜ?どうして? 橋爪大三郎、大澤真幸「げんきな日本論」
橋爪大三郎、大澤真幸「げんきな日本論」(講談社現代新書)を読む。社会学者の二人が古代から明治維新の時代までの日本史をテーマに対談する内容。
テーマは18設定されていて、「なぜ日本には、天皇がいるのか」「なぜ日本には武士なるものが存在するのか」「なぜ江戸時代の人びとは、儒学と国学と蘭学を学んだのか」など、日本史にまつわる根源的な問いかけである。
それを二人の学者が社会学の観点から討論、考察していく内容である。
「なぜ? どうして?」と根源的な問いかけであって分かりやすい。僕自身。学生時代に教職課程を履修して中学社会科で教育実習に赴いたことがあるが、こういう本を読んでいれば、もっと授業を分かりやすくできたのではないかと思う。
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