超人的な業績の第一巻
本田安次「日本の伝統芸能 第一巻 神楽Ⅰ」を読み終える。第一巻ということもあって基本的な内容。宮廷の御神楽に関する記述、資料が多かった。御神楽、何百年にも渡って執行されてきたことが一覧表からもうかがえる。
宮廷の御神楽(みかぐら)、あるとき折口信夫、西角井正慶、本田安次の三名が特別に参観を許されたことがあったとのこと。一般人はまず見る機会はないだろう。一般の神社でも御神楽由来の演目を上演しているところはあるようなので、そういうものを観ることで窺い知るといったところだろうか。
本田は全国の神楽のみならず田楽や風流なども広く観て回っている。そして資料を筆写している。超人的な業績だけど、その第一巻がこの本である。
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