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2018年1月 1日 (月)

「童女(おとめ)の胸鉏とらして」は巨乳か貧乳か?

横浜市歴史博物館に展示されていた古代の鋤

横浜市歴史博物館に展示されていた古代の鋤

横浜市歴史博物館に展示されていた古代の鋤(すき)。手前が広鋤で奥に狭鍬がある。これを見て出雲国風土記の「童女(おとめ)の胸鉏とらして」という文句に納得がいく。広鍬は女性の乳房を横から見た感じに見えるのだ。「童女の胸鉏とらして」は乙女の豊かな胸のような広い鋤で、という意味なのだろう。

いや、逆の解釈もあり得るのだ。三浦祐之「古事記講義」だと「少しばかりふくらんだ少女の胸のような反りをもつ鋤」と解釈している。原文では「童女」と書いて「オトメ」と読んでいるからだろう。この場合、狭鋤が相当するだろう。

新年早々にくだらないネタで失礼しました。

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