« 狛犬の写真の存在意義 | トップページ | 雑誌はよくて書籍はダメ »

2017年5月12日 (金)

狛犬関連の書籍を読む

「狛犬見聞録 出雲・石見」を読む。といってもコピーした部分だけだが、主なページは押さえているだろう。
狛犬の素材は県内産の場合、大きく分けて、松江市宍道町来待の来待石と大田市温泉津町福光の福光石とに分かれる。特に松江を中心とした出雲式狛犬は北前船の交易を通じて日本海沿岸に広く分布している。一方、石見地方では出雲式の狛犬に留まらず、浪花式狛犬、尾道式狛犬、萩式狛犬なども分布する多様性のある空間となっている。
中には出雲式の構え型で、福光石製の狛犬もあり、出雲の様式と石見の素材が融合した作品もあった。
出雲式の狛犬で構え型の狛犬はそれとすぐ分かるが、他の様式については分からない。尻尾に特徴がでるのだけど、お参りしたときは基礎知識がなく、ほとんどが正面からのみの撮影となってしまった。
これらの成果を収めたページが「島根県石見地方の狛犬と神社」というページ。ま構築途中であるが、それでも既に三十数件ある。

■参考文献

・「狛犬見聞録 出雲・石見―来待石・福光石の唐獅子文化――」(廣江正幸, 永井泰, ワン・ライン, 2010)

|

« 狛犬の写真の存在意義 | トップページ | 雑誌はよくて書籍はダメ »

書籍・雑誌」カテゴリの記事