最初の四隅突出型墳丘墓――順庵原一号古墳
邑智郡邑南町瑞穂にある順庵原一号古墳は四隅突出型墳丘墓として初めに発見されたもの。弥生時代後期(1~2世紀頃)のものとされている。その後、出雲地方で四隅突出型墳丘墓の発見が相次ぎ、全国的に注目されることとなった、その一号墳である。
四隅部が突出し、葺石で覆われているのが特徴か。規模的に出雲弥生の森・西谷墳墓群でも一号墓と対比できるか。
西谷墳墓群・一号墓
また、横浜市にある方形周溝墓とも形がよく似ている。四隅突出型墳丘墓では墓の四隅を掘ることはしていないが、四隅部はそこから祭祀のため墓に立ち入ったのだろうか。
横浜市の歳勝土遺跡の方形周溝墓
横浜市の大塚遺跡
◆余談
瑞穂町にある瑞穂ハンザケ自然館を見物、駐車場に車を置いて道路を南下、順庵原の交差点(信号か?)近くにある。
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