島の星山と隕石
◆島の星山
江津市の島の星山(高角山)の中腹に冷昌寺という寺院があり、そこに隕石大明神として貞観十六年(874年)に落下してきたという隕石を祀っている。島の星山の地名の由来ともなっている。
高角山(島の星山)。大崎鼻灯台より撮影。
「日本伝説大系 第11巻 山陰(鳥取・島根)」(みずうみ書房)で「星高山」として収録されている(257-259P)。参考文献として示されており、石見八重葎にも記述があるようだ。
この日は山頂が見えず。
楽寿観音が目印。
隕石落下の池
冷昌寺
隕石大明神
「読み下し 日本三代実録(復刻版)上巻 清和天皇」(戎光祥出版)で確認したところ、貞観十六年に隕石が落下したという報告は無かった。残念。
i隕石と伝えられる石。
隕石は胃袋の様にも見える。記憶では心臓の様と思っていたのだけど、ちょうど袋の様なかたちをしていたので、記憶違いしたのだろう。
◆余談
日本三代実録は異体字が多いので、読み下し版を購入した。
◆参考文献
・「日本伝説大系 第11巻 山陰(鳥取・島根)」(野村純一他, みずうみ書房, 1984)pp.257-259
・「読み下し 日本三代実録(復刻版)上巻 清和天皇」(武田祐吉, 佐藤謙三/訳, 戎光祥出版, 2009)
記事を転載 →「広小路」(※一部改変あり)
| 固定リンク
「江津市」カテゴリの記事
- 有福線、廃止(2023.05.18)
- クラウドファンディングする(2023.04.18)
- 改良笛の製造元が廃業(2022.12.31)
- 朝倉彦命神社と大飯彦命神社(2021.07.24)
- イメージを的確に視覚化している(2021.06.07)