「正史狭姫伝説」は漫画だった
数年ぶりで国会図書館に行く。
まず行なったのがカードの更新。新しいカードに変わったのだけど、このカードをカードリーダーに挿して閲覧請求や複写請求をするかたちとなっていた。閲覧請求時OPACにログインする際、パスワードを要求される。このパスワードを忘れてしまうと、肝心の閲覧請求ができない様だ。憶えていてよかった。
次に行なったのが「校定石見神楽台本」の献本。これは受付窓口に行って簡単な手続きで寄贈できた。
まず閲覧したのは「正史狭姫伝説」。
これは原話が「佐毘賣山神社御傳記」とあるので、古い一次資料かと思ったのだけど、いざ取り寄せてみると、現地の人の手になる漫画だった。
狭姫が可愛く描かれている。
ちなみに、本作では狭姫は等身大で描かれており、赤雁が巨大化している。元々は佐姫のはずだし、ちび姫でなかったのかもしれない。
次に閲覧したのが中央公論新社の謡曲全集。これは島根県立図書館にも所蔵されている。1巻に「大社」が収録されている。5・6巻には切能物(働物)と分類される謡曲が収録されている。「鍾馗」「黒塚」「紅葉狩」などが収録されていて、神楽台本の元となったのではなかろうか。
「正史狭姫伝説」は益田市乙子町の佐毘売山神社で売っている。拝殿にプラスチック製ケースに納められている。一冊600円。
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