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2011年11月10日 (木)

やはり字幕は欲しい

DVD「第32回 歳末たすけあい 石見神楽共演大会」(益田市石見神楽神和会)3巻を視聴。2008年12月7日(日)収録とある。ゆうひパーク三隅で購入したもの。

収録された演目は

1. 塵輪  高津神楽社中(益田市)
2. 大江山  旭神楽団(広島県)
3. 十羅   石見神楽上吉田保存会(益田市)
4. 東大和  丸茂神楽社中(益田市)

2枚組。高画質で収録したのだろう。会場はグラントワだろうか? 屋内での上演なので衣装が鮮やかに映っている。観客の視線に近いアングルで収録されているのも良いのではないか。俯瞰する視点より煽りに近いアングルの方が臨場感がある。

「十羅」だが、解説では

十羅刹女は、須佐之男命の末娘で血気盛んな美貌の女神で、彦羽根の臣が対馬に渡ろうとして舟を出した処大時化に遭い生命からがら着いたところが大八州(おおやしま)。自国に帰る様十羅刹女の説得も聞き入れずに遂に女神同士の戦いとなり、彦羽根の臣が負け元の国に追い返されました。(以下略)

とある。櫂を漕ぐ所作があり、海上での戦いのようだ。彦羽根の臣は鬼女。対馬云々は応永の外寇がさり気なく織り込まれているのだろう。

実際に小柄な女性が舞っているのではないかと思わせる演技だった。ちなみに「東大和」では女性が日本姫(やまとひめ)を演じている。

口上はマイクを使用している。でも、やはり聞き取りづらい箇所が多い。字幕もつけてくれればと思う。

何枚か石見神楽のDVDを持っているが、このシリーズは当たりだと思う。他のが外れな訳ではないが、予備知識のない人に見せる最初の一枚として適しているだろう。

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