才ヶ峠を訪ねる~浜田市下府町~
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才ヶ峠石畳道
才ヶ峠に通じる見事な石畳道は江戸時代の三次街道の一部で、元は悪路であったのを、文化年間(一八〇四~一七)の頃三隅竜雲寺三十二世崑山和尚が付近の人を勧進して作ったものである。
才ヶ峠十王堂
冥府で死者の生前の行いをチェックし、罪の軽重を決めるといわれている。閻魔大王を始め、十王とその眷属および聖観音と六地蔵の石像が納めてある。
塞の神祠
左の丘上にある塞の神祠は、以前は大きな松が憑代であったが、枯れたために傍に小祠を建て、これに代えたという。浜田市内でサイノカミの祀りをする唯一の所である。
石塚尊俊「サエノカミ信仰の成立」を読む。塞の神信仰に関する論考。してみると、浜田市才ヶ峠の塞の神は仏教における地獄の閻魔様の眷属を祀る十王堂と共に祀られているのが特徴か。そういう意味では単に境界を表すのでなく、生と死との境界をも示していることになる。
◆参考文献
・「サエノカミ信仰の成立」「顧みる八十余年―民俗採訪につとめて―」(石塚尊俊, ワン・ライン, 2006)pp.61-90 ※「山陰民俗」34号に収録
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2週間ほど前にHDDレコーダーを購入。日立マクセルのVDR-2000。
で、大相撲ダイジェスト(はテレビ朝日時代のタイトルですが)を録画してみる。隠岐の海目当て。今場所は前頭筆頭。幕内に上がってからは昇進ペースが早いか。次は三役を目指すポジション。
で、詳しいことは分からないのだけど、今までだと立ち会いで損をしている様な気がしていたのだが、今場所の取り口だと懐の深さが発揮されつつあるか。来年が楽しみ。頑張ってくださいっ!
VDR-2000は光学ディスクドライブはついてないけど(※ネットワークに繋いで他のDLNA対応機器との連携は可能)、カセット式のHDDで自由に換装できる。DVD-Rに焼くと却って見なくなっちゃうし、HDD(iVDR)は買い足せばいいのでちょっと気楽な面はある。
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DVD「第32回 歳末たすけあい 石見神楽共演大会」(益田市石見神楽神和会)3巻を視聴。2008年12月7日(日)収録とある。ゆうひパーク三隅で購入したもの。
収録された演目は
1. 塵輪 高津神楽社中(益田市)
2. 大江山 旭神楽団(広島県)
3. 十羅 石見神楽上吉田保存会(益田市)
4. 東大和 丸茂神楽社中(益田市)
2枚組。高画質で収録したのだろう。会場はグラントワだろうか? 屋内での上演なので衣装が鮮やかに映っている。観客の視線に近いアングルで収録されているのも良いのではないか。俯瞰する視点より煽りに近いアングルの方が臨場感がある。
「十羅」だが、解説では
十羅刹女は、須佐之男命の末娘で血気盛んな美貌の女神で、彦羽根の臣が対馬に渡ろうとして舟を出した処大時化に遭い生命からがら着いたところが大八州(おおやしま)。自国に帰る様十羅刹女の説得も聞き入れずに遂に女神同士の戦いとなり、彦羽根の臣が負け元の国に追い返されました。(以下略)
とある。櫂を漕ぐ所作があり、海上での戦いのようだ。彦羽根の臣は鬼女。対馬云々は応永の外寇がさり気なく織り込まれているのだろう。
実際に小柄な女性が舞っているのではないかと思わせる演技だった。ちなみに「東大和」では女性が日本姫(やまとひめ)を演じている。
口上はマイクを使用している。でも、やはり聞き取りづらい箇所が多い。字幕もつけてくれればと思う。
何枚か石見神楽のDVDを持っているが、このシリーズは当たりだと思う。他のが外れな訳ではないが、予備知識のない人に見せる最初の一枚として適しているだろう。
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