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2009年11月 8日 (日)

何で閉架なのか

島根県古代文化センターが出版した神楽本の存在を知る。 ・「見々久神楽」(島根県古代文化センター, 2001) ・「大土地神楽」(島根県古代文化センター, 2003) ・「三葛神楽」(島根県古代文化センター, 2004) ・「抜月神楽」(島根県古代文化センター, 2002) といったシリーズで、他にも数冊ある。 一冊につき一神楽社中を取り上げており、社中の沿革、面や衣装など所蔵品のカラー写真、演目の解説、口上台本、所作の図解などがあり、分かりやすいものとなっている。 口上台本をいくつか読んでみたが、「鬼返し(ちがえし:道返しと表記されることが多い)」の鬼と神の掛け合いなどは「校定石見神楽台本」の細かい注釈で補わないと自分のような素人には面白味を理解できなかった。 横浜市立図書館にも何冊か所蔵されており、島根県外の図書館でも所蔵しているところは結構あるのではないか。閉架に所蔵している事例(実にもったいない)もあるので、WEB-OPACで検索してみることをお薦めする。 検索機能が充実していても、存在自体を知らなければ素通りしてしまうこともあるよね。

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