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2009年10月 2日 (金)

jpeg画像だけど

国会図書館の本、ネット配信へ [読売新聞]
で近代デジタルライブラリーの存在を知る。明治・大正期の本が既に15万冊くらいデジタルアーカイブ化されているとか。著作権切れのものが対象のようだ。
試してみたが、これは凄いと思わされた。
マイクロフィルムをスキャンしてjpeg画像として保存したもので決して読みやすいとはいえないが、PDF形式でダウンロードすることも可能だ(※一回10コマずつ)。
例えば藤井宗雄「浜田鑑」という明治期の本がある。明治時代に活躍した国学者だそうで当時の浜田の様子が伺えるが、これが自宅に居ながらにしてブラウザで閲覧できるのだ。今までなら直接図書館に出向いて閲覧するしかなかったはず。デジタル化されたものを閲覧する分には汚損のおそれもない。時間の問題もクリアされる。
全体では約90万冊あるそうで、全体のアーカイブ化が終了するのはいつ頃になるだろう。
国立国会図書館 | 近代デジタルライブラリー
<追記>
これらのデジタルアーカイブ化で神保町の古書店は打撃を受けるのだろうか。まあ、通読するのには向いていないかもしれないし、これぞという本は手元に置いておきたいこともある。
例えば島根県だと江戸時代の地誌「石見八重葎」などが県の支援で活字化されている。おかげで素人でも読むことができるようになっている。確か出版はしていないそうなので、国会図書館には所蔵されていないようだ。

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