AmazonのKindleストアで電子書籍をセルフ出版してます

AmazonのKindleストアで下記の電子書籍をセルフ出版しています。

(石見の文芸シリーズ)
石見の姫神伝説:乙子狭姫、胸鉏比売、天豊足柄姫命、櫛代賀姫命など
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石見の伝説:伝説の地を巡る
https://www.amazon.co.jp/dp/B09RJZVPQF/
神楽と文芸(総論): 石見神楽、芸北神楽、神代神楽、太々神楽など
https://www.amazon.co.jp/dp/B09MRFXFWS/
神楽と文芸(各論):神楽の重要演目・人気演目
https://www.amazon.co.jp/dp/B09PH6L1RG/
神楽と文芸(各論2):鬼退治
https://www.amazon.co.jp/dp/B09TK1GZ4R/
神楽と文芸(各論3):神話・歴史・エトセトラ
https://www.amazon.co.jp/dp/B09WW1R6N6/
昔話はなぜ面白いか(上)
https://www.amazon.co.jp/dp/B0BX5JWSG5
昔話はなぜ面白いか(下)
https://www.amazon.co.jp/dp/B0BX5KC15V
(その他)
ブログから電子書籍までニッチ戦略の執筆術
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三泊四日の大腸ESD入院記
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2025年1月 6日 (月)

マウント合戦に終始するご時世ですが――岸政彦『ブルデュー「ディスタンクシオン」100分de名著』

岸政彦『ブルデュー「ディスタンクシオン」100分de名著』を読む。この本を読んでの感想ではないが、文化資本という概念を知ったとき、「世の中、くだらないもの込みで成り立っているのでは?」と思った。

高尚とされるものの中には古典化してしまったものもある。新作が創られることもあるが、容易に定着しはしないだろう。

もちろん、西洋の上流階級に食い込みたいなら、そういった類の教養やマナーを身につけなければならないだろう。でも、全ての人がそうする必要性もない。

埼玉県鷲宮神社の神楽を見学した際、巫女さんの舞で女児が舞台にかぶりついて見ようとしている光景を見た。連れてきたのは親か祖父母だが、強い興味を示したのは女児自身である。先天的な審美眼と言えばいいか。ブルデューが語っているのは後天的な審美眼ではないか。

たとえば、60代以降の日本人はアニメ特撮といったテレビ番組の劇伴でクラシックやジャズの基礎に幼少期から触れている。構図に関してもテレビ番組や映画で自然と学んでいるはずだ。

著者氏は肉体労働のご経験があるとのことなので、ご理解されているはずだが、ブルーカラーだと、肉体的強さ、手先の器用さ、正確な身体感覚といった資質などが重要となってくるので、ホワイトカラーとは求められる適性が異なるとは言える。

教育格差関連で教育社会学でも参照されることが多いとのことである。

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2025年1月 1日 (水)

あけましておめでとうございます 2025.01

明けましておめでとうございます。

去年は引っ越しで疲弊しきった年でしたので、今年は疲労を抜くモードで当面過ごしたいと考えています。というか、復調しないとどうもならん。

今年の目標としては、

・未来社『石見の民話』二周目のロールバック作業
・それに伴う参考文献の読破
・三周目の下準備

に注力したいと考えています。ロールバック作業自体はルーチンワークなのですが、現状、手が止まっています。去年は疲弊してほとんど読書できなくなりましたので、どれだけ回復するか未知数です。

余力があれば、

・『神楽と文芸(総論)』の加筆修正

もできればと考えています。

……といった訳で記事の更新は月に数件程度のペースに戻るでしょう。体調が回復していませんでの市内を散策することも未だできておりません。カメラ/写真趣味も継続できるか怪しい状態です。

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2024年12月31日 (火)

今年は引っ越しに終始しました

今年は引っ越しに終始した年でした。11月中旬に引っ越しを終え、ひと月ほど経過、住所変更に伴う諸々の手続きは自動車の登録ナンバーの変更以外はほぼ終わりました。重いものを持ち運びする重労働もほぼ終わりました。

当ブログに関しては、未来社『石見の民話』二周目を2月から11月末にかけて行いました。これは望外の成果があったと感じています。ただ、形にするにはこれからロールバック作業と参考文献の読破をせねばならず、来年一年で終えることができるだろうかというのが正直なところです。

体調面に関しては、段差で空足を踏んで左足の剥離骨折をしたり、引っ越しに伴う不要物の処分で疲弊しきって散々でした。10月末から11月初旬にかけては体調を崩して臥せっていました。血液検査をした限りでは数値に異常はなかったのですが。

それで胸の周りに不快感があったのですが、ユンケルといった生薬を配合した栄養ドリンクを服用したところ、改善されました。タウリンやクエン酸は随時補給していたのですが目立った効果はなく、生薬は効くときは効くんだなという印象です。もちろん疲労感が完全に抜けた訳ではなく当面は疲労を抜くモードで過ごすつもりです。まだ一日に1~2タスクこなす程度にしか動けていません。

断捨離について。本に関してはかなり廃棄しました。ハードカバーは大部分残しましたが。捨てられなかったのが、CD、カセットテープ、セルビデオ(VHSテープ)、DVD/BD、ゲームソフト。ゲームソフトは数が知れていて、いっそのこと近所のハードオフに売ろうかなとも考えたのですが、結局処分できませんでした。CDは自慢できるほどの枚数ではないのですが、それでも200枚くらいあるでしょうか、段ボール箱に詰めるとかなりの重さとなります。

私の世代ですと、上記のように物理的な実体のあるものがどうしても残ってしまうのですが(※そこまでコレクター気質という訳でもありません)、これからの世代の人だとそれらの多くはデジタルにシフト可能でしょう。それはそれでデータ消失orアクセスできなくなるリスクがあるのですが、身軽でいることも引っ越しの際の負荷を減らす点では肝心です。

前にも書いたはずですが、半年のスケジュールで世帯丸ごと退去するのはかなり厳しいです。荷物の搬出作業を終えて去り際にバス停で見上げて気づいたのですが、私の住んでいた部屋の下の階の部屋に段ボール箱が大量に置き去りにされるいるのが窓越しに見えました。放棄したまま引っ越ししたのでしょう。どう清算するのか知りませんが。

……今年の元旦は横浜市保土ヶ谷区の橘樹神社で神楽を見ました。芸者さんとコラボした内容だったのですけれど、芸能にはめでたさも必要なのだなと認識を改めました。それで帰宅したところ、能登半島で震度7の大地震が起きたと報道がありました。日本の建物は震度6までなら何とか耐えられるようですが、7だとさすがに無理なようです。その時間、私はバスに乗っていたでしょうか。揺れには全く気づきませんでした。それから一年が経過、地震や水害を奇貨として能登を強制的にコンパクトシティ化させようとしているのではないかといった感すらあります。

それでは、よいお年を。

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2024年12月29日 (日)

家元とサブスキル

能・狂言―江戸から東京へ―(能楽資料センター主催 公開講座「日本の古典演劇 あちらこちらのいまむかし―伝統を支えたエネルギーー」)
https://www.youtube.com/watch?app=desktop&v=_HsLXjHQDkc

をYouTubeで視聴する。武蔵野大学の教授が宝生流の家元を講師に迎えた講演。宝生流の家元は若い方で、東京芸大を卒業後まもなく、家元を継承したとのこと。ドラッカーや墨子を好んでいるそうで、経営者、マーケターとしての顔も持つようだ。

宝生流の家元は能楽以外のサブスキルを持った人が多かったとのこと。それは宝生流が二番手だったため、積極的に振る舞わざるを得なかったかららしい。

海外進出に当たっては「海外」という国は無いということで、コアマーケティング、その国に合わせたローカライズの大切さを強調されていた。

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2024年12月28日 (土)

ご紋はどこなのか未だに分からない

雑誌『建築知識』神社建築大全の号を買う。神紋の解説もあった。よく「この神社のご紋は……」との記述があったりするのだけど、どこで見分けているのか未だに分からない。建物の写真は割と撮っている方なのだけど。

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2024年12月20日 (金)

利用者登録を行う

浜田市立中央図書館に行き利用者登録を行う。島根県立図書館の本が取り寄せられるか訊いたら可能とのことだった。

……積読の本が山ほどあるので当分の間借りることはなさそうだが、島根県立図書館には日本標準の伝説シリーズが46冊蔵書されているのである。この伝説シリーズ自体は小学生向けの本なのだけど、国会図書館にも十数冊しか蔵書されていないある意味幻のシリーズなのである(※各地域にはそこの本は所蔵されているはずだが)。むかし話シリーズは復刊されているのだけど、伝説シリーズは復刊されていない。

余談。上野の子ども図書館に行ったら、出口が分からなくなって館員さんに尋ねたことがあった。アニメで扉が閉じると継ぎ目が消える描写があったりするけど、壁が金属的な質感だったか、ああいった感じで分からなくなってしまったのである。

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2024年12月13日 (金)

キヌヤ長澤店が新装オープン 2024.12

浜田市長沢町のキヌヤ長澤店が新装オープンしたので家族を連れていく。食料品主体だが、ハットリの建物を流用していたときより売り場面積が広くなっていた。今日は米を買うため車で行ったが、歩いていける距離にスーパーがあるのは有難いことだ。

……CGCのソルティクラッカーが甘くなくて良かったのだが、今回は見つけられなかった。気づいたところでは、乾燥ドリアンを売っていた。

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2024年12月 7日 (土)

入力したテキストが消えた?

引っ越し後、積んだままにしてあった段ボール箱を一部開封、中身の本を確認して必要なものは本棚に移した。まだ疲弊感が抜けきってなくて、その作業だけで疲労感を覚えてしまったが。ひと箱で数キログラムあって、それを10個以上上げ下ろしする訳だから、やはり現状の体調では負荷となってしまう。

……以前、リストアップした一覧を記したテキストファイルはどこへ行ったのだろう? まあ、本棚に並べたのを実際に確認しながら再度入力すればいいか。

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2024年12月 1日 (日)

新店舗オープンまでどうするか

近所のキヌヤ(スーパー:石西から石央にかけて店舗を展開)が建て替えで仮店舗で営業していたのだけど、11月末で営業を終了した。新店舗は現在駐車場の舗装も終わり、12月中旬のオープンに向け詰めの段階にある。写真は11月15日にパナソニックTX1で撮影。

キヌヤ長澤店・仮店舗
キヌヤ長澤店・新店舗・建設中
キヌヤ長澤店・新店舗・建設中

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2024年11月30日 (土)

未来社『石見の民話』分析二周目、石西編が終わる。続いて三周目について

未来社『石見の民話』分析二周目、石西編がようやく終わった。これで全163話の分析が一巡した。今年の二月に思い立って始めたので、およそ十か月かかったことになる。石西編は収録話数が他地域に比べて若干多く大変だった。

特に石西編は横浜から浜田への引っ越し作業のピークと重なったので非常に苦しい思いをした。渦中にいたときは心身共に疲弊して「いつになったら終わるのだろう。一刻も早く解放されたい」とばかり願っていた。

書いている最中にかなり考えが変わったので、二巡目というかロールバックして最初から加筆修正を施していかなければならない。まあ、二周目で一番負荷がかかったのが行為項分析だったので(※慣れても毎回これは上手く記述できるだろうか? と疑問に思いながら作業していた)、その点では多少はマシかもしれないが。

大きく変化して方向性を決定づけたのが128話目の「女と蛇」なので、それ以前の127話分についてはかなりの加筆修正をしなければならない。やはり一日一話が限界だろう。順調にいっておよそ半年といったところだろうか。

加えて既に三周目も考えている。三周目ではKH Corderを用いたテキストマイニングを行いたいと考えている。テキストマイニングというのは本来はSNSの書き込みや口コミサイトのレビューといったビッグデータを解析する目的のツールである。要するにとても人力では読み切れないから、統計処理で大雑把な傾向を掴みたいという目的で用いられるのが第一義だろう。

日本の昔話はほとんどが掌編レベルのボリュームで、僕が起こしたあらすじも大体500~2000字くらいに収まるはずなので、目視で十分ではある。敢えてテキストマイニングにかける必要もないのだけど、裏で統計処理を施した結果が図解されるので、そういった意味ではこれまで行ってきた解釈の裏付けにはなるのではないかと考えている。おそらくこの程度のボリュームだと統計処理によって意外な結果が判明するということはないものと予想される。

で、分析の実施に当たってはコーディング・ルールを固めることが肝要となる。これは内容によってケースバイケースでこれといった解決策はないので、個別に試行錯誤するしかない。なので、当初は下準備を進めていき、それが全話終了してから改めてどういう方向性にするか考えたいといった次第である。

……という訳で、これ以降は水面下の作業となる。更新頻度は以前のようにひと月に数記事といったペースに戻るだろう。

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