二次元と三次元の違い
地下鉄にて。向かい側に座った外国人女性がタイン・デイリーに似た顔立ちの人だった。彫りが深いとああいう眉になるのだなぁと感心。映像だけでは実感できなかった。
<2013.11月追記>
AmazonでCagney & Lacey: Complete Collection [DVD] [Import] (2012) が入手可能になりました。 私が入手した32枚版と違い36枚組で、おそらくパイロット版や幻の第一シーズン、シリーズ終了後のスペシャルドラマも収録された完全版でしょう。
リージョン1ですが、パソコンでの視聴はできるかと。
※字幕に関する記載が無いので32枚組同様、英語字幕は無いと思われます。
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↓以下、32枚版について
"14 Emmy Award Winner"
32 Discs/119 episodes Includes the entire TV series with Sharon Gless and Tyne Daly
パッケージに貼られていたシールの文言です。
2枚のDVDが重なっていますが、若干の段差は設けられています。
ここまではホクホク顔だったのですが、再生すると英語字幕が無く、激しい脱力感が、、、よく確認しなかった私が悪いんですけどね。。。
実際に観てみると、登場人物の区別がつき易いのと刑事ドラマなので何やっているかは言葉が分からなくてもおおよその見当はつきます(公式サイトのエピソード・ガイドで補足可能)。
Cagney & Lacey The Complete Series
第1巻:THE TRUE BEGINNING
DISC 1
Ep. 1: WITNESS TO AN INCIDENT
薬局を襲った強盗犯を追跡中に起きた制服警官の誤射事件
2: ONE OF OUR OWN
レストランで起きた誤射殺人事件(会計士と誤認)
3: BEAUTY BURGLARS
美容院への強盗犯と盗品売買
4: HIGH STEEL
ビル建築現場で起きた殺人事件。
ハービーは内耳(平衡感覚か)に疾患を抱えている
DISC 2
Ep. 5: HOTLINE
テレクラ(今で言う出会い系サイト)を発端とした殺人事件
6: INTERNAL AFFAIRS
ハイジャック計画を内偵中のイスベッキの情報が漏洩していた
7: MR.LONELYHEARTS
孤独な老人を狙った結婚詐欺(※娘を捜す老人かと思ってました)
米国ならではの展開。日本だと泣き寝入りか
8: CONDUCT UNBECOMING
拳銃の不正取引の潜入捜査。
だが、捜査官の過去の行ないが明るみとなって外されてしまう
宝くじで署内が盛り上がる
DISC 3
Ep. 9: I'LL BE HOME FOR CHRISTMAS
10: RECREATIONAL USE
11: HOPES AND DREAMS
12: THE GRANDEST JEWEL THIEF OF THEM ALL
DISC 4
Ep. 13: AFFIRMATIVE ACTION
14: OPEN AND SHUT CASE
15: JANE DOE #37
16: DATE RAPE
DISC 5
Ep. 17: BURN OUT
18: CHOP SHOP
19: LET THEM EAT PRETZELS
20: THE GANG'S ALL THERE
DISC 6
Ep. 21: A CRY FOR HELP
22: THE INFORMANT
第2巻:BACK BY POPULAR DEMAND
DISC 1
Ep. 1: MATINEE
2: KILLER'S DOZEN
3: VICTIMLESS CRIME
4: THE BOUNTY HUNTER
DISC 2
Ep. 5: PARTNERS
6: THE BABY BROKER
7: CHOICES
第3巻:SUCCESS AT LAST
DISC 1
Ep. 1: CHILD WITNESS
2: HEAT
3: INSUBORDINATION
4: OLD DEBTS
DISC 2
Ep. 5: FATHERS & DAUGHTERS
6: TAXICAB MURDERS
7: AN UNUSUAL OCCURRENCE
8: THANK GOD IT'S MONDAY
DISC 3
Ep. 9: HOOKED
10: LADY LUCK
11: OUT OF CONTROL
12: AMERICAN DREAM
DISC 4
Ep. 13: HAPPILY EVER AFTER
14: RULES OF THE GAME
15: STRESS
DISC 5
Ep. 16: WHO SAID IT'S FAIR? PART I
17: WHO SAID IT'S FAIR? PART II
18: LOST AND FOUND
19: TWO GRAND
DISC 6
Ep. 20: CON GAMES
21: VIOLATION
22: ORGANIZED CRIME
第4巻:EVEN MORE SUCCESS
DISC 1
Ep. 1: ON THE STREET
2: ORDINARY HERO
3: THE PSYCHIC
4: LOTTERY
DISC 2
Ep. 5: ENTRAPMENT
6: THE CLINIC
7: MOTHERS & SONS
8: FILIAL DUTY
DISC 3
Ep. 9: OLD GHOSTS
10: POWER
11: PLAY IT AGAIN, SANTA
12: THE RAPIST
DISC 4
Ep. 13: ACT OF CONSCIENCE
14: D.W.I.
15: THE GIMP
16: FAMILY CONNECTIONS
DISC 5
Ep. 17: POST PARTUM
18: THE MAN WHO SHOT TROTSKY
19: EXIT STAGE CENTRE (※"CENTER"の誤植)
20: CAPITALISM
DISC 6
Ep. 21: EXTRADITION
22: A SAFE PLACE
23: MODEL CITIZEN
24: PARTING SHOTS
第5巻:QUALITY CONTROL
DISC 1
Ep. 1: SCHEDULE ONE
2: CULTURE CLASH
3: SORRY, RIGHT NUMBER
4: DISENFRANCHISED
DISC 2
Ep. 5: ROLE CALL
6: THE ZEALOT
7: MARATHON
8: RITES OF PASSAGE
DISC 3
Ep. 9: REVENGE
10: THE RAPIST PART II
11: COST OF LIVING
12: WASTE DEEP
DISC 4
Ep. 13: FAVORS
14: AHEAD OF THE GAME
15: EASY DOES IT
16: TO SIR WITH LOVE
DISC 5
Ep. 17: DIVINE COURIERS
18: RIGHT TO REMAIN SILENT
19: SPECIAL TREATMENT
20: HAPPINESS IS A WARM GUN
DISC 6
Ep. 21: TURN, TURN, TURN, PART I
22: TURN, TURN, TURN, PART II
第6巻:WINDING DOWN
DISC 1
Ep. 1: NO VACANCY
2: THE CITY IS BURNING
3: LOVES ME NOT
4: DIFFERENT DRUMMER
DISC 2
Ep. 5: YOU'VE COME A LONG WAY, BABY
6: VIDEO VERITE
7: GREED
8: SECRETS
DISC 3
Ep. 9: DON'T I KNOW YOU
10: OLD FLAMES
11: TRADING PLACES
12: SHADOW OF A DOUBT
DISC 4
Ep. 13: HELLO/GOODBYE
14: SCHOOL DAZE
15: LAND OF THE FREE
16: A CLASS ACT
DISC 5
Ep. 17: BUTTON, BUTTON
18: AMENDS
19: FRIENDLY SMOKE
20: YUP
DISC 6
Ep. 21: A FAIR SHAKE, PART I
22: A FAIR SHAKE, PART II
※公式サイトのエピソードガイドとは異なる収録順の巻もあります(※公式サイトによると、撮影順や放送順でなくシノプシスの構想順の様です)。
※公式サイトの定義だと、シャロン・グレスがクリス・キャグニーを演じるのはシーズン2からで、シーズン1は別の女優さんが演じてます(パイロット版はまた別の女優さん)。DVD-BOXの標記と紛らわしいので要注意。
※ちなみにシーズン1(公式の定義だとシーズン2:要するにシャロン・グレスが登板する回)のDVD-BOXが単品で売られていますが、それには英語、スペイン語の字幕が収録されていると表記されています。それ以外のは字幕に関する記述がないので、無いのでしょう。
「女刑事キャグニー&レイシー」の北米版DVD、とりあえず最初のエピソード "WITNESS TO AN INCIDENT" を視聴。過去に視聴した作品で、映像だけでも漠然とした粗筋は分かる。古いパソコンで観ているので、画質の善し悪しは分からない。液晶だと暗いシーンが黒つぶれしてしまうのが難点。リマスターされた映像だということは分かる。1枚に最大4話収録されている。最近は圧縮効率が良くなったらしいので、最高画質でなくとも十分なのかもしれない。
観ていて何か観たことあるエピソードだなと思いつつ考えるに、全エピソードが125話。公式サイトによると、シャロン・グレスがクリス・キャグニー役を務めるのは第2シーズン(この辺、DVDの標記と違って紛らわしい)からなのだけど、日本で通年放送する分には2年半分くらいで済む(※米国だと1年2クールで、残りは再放送だったか、日本とサイクルが異なる)。それで観たのかもしれない。
米国での放送順は分からないのだけど、"WITNESS TO AN INCIDENT" はクリスとメリーベスが対立を乗り越える重要回で、敢えてこれをトップに持ってきたのかもしれない。
20年ぶりに観て、署内の雑然とした雰囲気が刑事ドラマらしいと感じる。クリスとメリーベスが電話やら何やらしている背景でモブの役者さん達が細々とした演技をしている。何となくあの世界の中に入って留置場に押し込められたら楽しいかな等と考える。刑事たちとの噛み合わない会話がまた良いのだ。
時代を感じさせるのは自動車。大型で角張ったデザインの車が数多く登場する。80年代後半から90年代に入ると、曲線を多用したデザインに変わるので、それ以前のモデルだと分かる。日本で放送されていたのは80年代後半から90年代半ばにかけてで、車のデザインが古いなと感じつつ時代がずれていることに気づかなかった。
他、署内でメリーベスがタイプライターを使用しているシーンがある。
台詞はほとんど聞き取れないけど(ある日突然聞き取れるようになったら奇跡ですが、そんなことは起こらない)、映像だけで見入ってしまう。
「女刑事キャグニー&レイシー」公式サイト(英文)
Cagney & Lacey the official website
http://www.cagneyandlacey.com/
Episode Guide(英文)
http://www.cagneyandlacey.com/about-cagney-lacey/about---episode-guide
エピソードガイドのページ。キャラクターの概要と各エピソードのシノプシスがシーズン別に収録されています。
All Episodes - Bibles(英文)
http://www.cagneyandlacey.com/about-cagney-lacey/about---episode-guide/all-episodes---bible
上記、エピソードガイドをPDF化したものが入手できます(英文)。全部で52ページ。
<追記>
PDFを印刷したところ、「ゲェッ!ノンブルが振られてない!」となる。逆順印刷も忘れてた。こういうのが多いな。。。というか、一生直らない。
義兄が上の姉を評して曰く「まぐれで当たりを引く才能がある」。これを読んで笑ってしまったが、兄姉の中で一番近いのは自分。姉を見ていると、どことなくふわふわしていて「自分もこういう風に見えているんだろう」と感じる。
ま、本当の才能/実力は皆無だけど、まぐれ当たりを引く才能くらいあってもいいかもしれない。
面白い作品に出会ったときは実際そう感じることもある。でも、実のところは既に定評のあるものがほとんどで、単に波長が合った程度の話。もちろん外れも沢山引いている。
このブログの結論。
別に終了/閉鎖ではないけど、何か一つだけ選ぶなら「女刑事キャグニー&レイシー」を迷わず勧める。これも定評ある作品だけど、一部の地域で深夜帯に放送されていたドラマなので未見の人も多いはず。
とあるサイトによると「何回かに一回は大当たりの回があって」との評。残念ながら、国内では映像パッケージ化されていない。CSでは放送されたことがあるので、それを待つ、もしくは英語のできる人なら北米版のDVDを買うべし。
当時、別の番組でもひょんなことからアンテナに引っかかることがあった。「女刑事キャグニー&レイシー」という米国製ドラマ。主役は三十代後半の女性刑事二人。クリス・キャグニー(独身)とメリーベス・レイシー(家族持ち)。メリーベスという名が萩尾望都「ポーの一族」に登場するメリーベルを連想させた。
メリーベルはまごうことなき美少女(ヴァンパネラ)だが、メリーベスは有能な刑事ではあるが、どこからどう見ても普通の(太めの)おばちゃんである。しかし、しばらく観ているうちに「これは面白いぞ」と気づいた。
何気なく観ていたが、いつの間にか惹き込まれてしまった。良いドラマだとそういうことがままある。
実際、米国ではエミー賞を何度も受賞する人気シリーズだった。記憶にはあるのは雑誌「ニュータイプ」だったか、とあるコラムで「キャグニー&レイシーに比肩しうる刑事ドラマが日本にあるだろうか?(無い)」と読んだ記憶がある。当時の日本の刑事ドラマはアクション中心で荒唐無稽な作風のものが多かった(残念ながら特捜最前線シリーズは観ていない)。
殺人・強盗・誘拐だけが刑事ドラマではないと教えてくれた作品。
ちなみに作品冒頭でかかるオープニングテーマはビル・コンティの作曲。「ロッキー」の人。
また再放送してくれないかなと思いつつ、その機会に恵まれない。日本向けのDVDは未だリリースされておらず。アマゾンをみると英語版なら入手できるようだが、さてどうしたものか。