スカイやスーパー1のメインライター、亡くなる
脚本家の江連卓が亡くなったことを記録し忘れる。江連氏はスカイライダーで伊上氏に代わってメインライターとなった。また、続くスーパー1でもメインライターとなった。RXでもそうだったとか。僕が近況を見たのはもうだいぶ前になるがドラマ誌で父の介護についてコラムを書かれていたことだった。
脚本家の江連卓が亡くなったことを記録し忘れる。江連氏はスカイライダーで伊上氏に代わってメインライターとなった。また、続くスーパー1でもメインライターとなった。RXでもそうだったとか。僕が近況を見たのはもうだいぶ前になるがドラマ誌で父の介護についてコラムを書かれていたことだった。
仮面ライダー、一家三代で執筆という記事の見出しを見る。井上家の祖父父娘の三代で脚本を担当するというニュースである。家業みたいなものである。ライダーの脚本なら書きたいと願う人は多いだろう。その娘さんが井上家の娘でなければそんなに若い段階では起用されなかったろう。でも、文筆業ではコネも実力の内ではある。父親のお墨付きということだから信用は担保されているということだ。
僕は商業レベルのものが書けないので、何を書いてもやっかみになってしまうが。
<追記>
当の井上亜樹子さんは「ゲゲゲの鬼太郎」6期の脚本を執筆されており、脚本家として既に実績を積んでいることが分かった。だが、皆が嫌いな世襲には違いないのである。東映の特撮番組は(ここ10年ほどニチアサは見ていないが)厳選された脚本家によって脚本が書かれ、誰でも参入できるというものではない。
……整理すると、まず、井上亜樹子さんは既に実績のあるプロの脚本家である。だが、世襲には違いない。だから批判の余地が生じる。井上家に生まれてなかったら、起用されるまでにもっと時間がかかったかもしれない。
一方で東映の特撮番組では脚本家は伝統的に厳選されている。ガッチャードのメインライターである長谷川圭一氏もウルトラシリーズで長年に渡って実績を積んできた脚本家である。一方で小林靖子さんのような人もいる。要するに「この人なら書ける」と判断された人が起用されている。
脚本家がどういうルートをとってデビューするのか知らないが、おそらく、公募コンクールで入賞するだけが入口ではないと思われる。むしろ何らかのコネ経由の人が多いのではないか。そういう意味では文筆業はコネと信頼なのである。「こいつなら任せていい」と思わせることだと思う。
NHK「ドキュメント「シン・仮面ライダー」~ヒーローアクション挑戦の舞台裏~」を見る。ほとんどがアクションシーンの演出に費やされていた。庵野監督は従来の殺陣を段取りが見えるとして採用せず、殺し合いに見える泥臭いアクションシーンに仕立て上げたというところだろうか。
映画「シン・仮面ライダー」を見る。前半は怪奇路線、後半は2号ライダーも登場してダブル・ライダー路線と言えば間違いではないであろうか。戦闘員とのバトルでは血しぶきが飛ぶ演出が加えられている。人間の数十倍の力を持ったライダーが格闘するとそうなるという演出であった。結末は原作を尊重したものだろうか。僕自身は原作を読んだことがないけれど。
YouTubeで「仮面ライダースーパー1」の配信が始まった。視聴を継続するか決めていないが、一話と二話は見た。スーパー1のパンチ力が300tあると劇中のセリフである。スカイライダーのキックが500kgとかじゃなかったろうか。設定ではストロンガーとスカイライダーのキック力は100tあることになっている。その三倍の威力である。この時代は設定が適当なのであるが、それにしてもインフレである。
面白いのはスーツアクターの存在、同じ中屋敷氏なのに、スカイライダーはすらっと背が高く伸びやかなアクションなのに対し、スーパー1は背が高く見えない。拳法を中心としたカンフーアクションである。
YouTubeで「仮面ライダー(新)」最終回を観る。なぜだか、スカイライダーが一番好きなのである。多分、主演の村上弘明さん演じる筑波洋が好きなのだろう。初回から最終回まで通して視聴した最後の昭和ライダーでもある。平成ライダーも何本か見てるが。
後に「必殺仕事人Ⅴ」で花屋の政として登場しているのを知ったときは、再会したような気分になった。仕事人シリーズを見るようになったきっかけでもある。