本物は食べたことがない――米澤穂信『倫敦スコーンの謎』
米澤穂信『倫敦スコーンの謎』を読む。小市民シリーズの最新刊。短編集。本物のスコーンは食べたことがない。コンビニで売っているスコーンと銘打たれたものだけである。焼きたてならなおさら美味しいだろう。
地元の美術館で同じ県出身(地元というには100km以上離れているけれど)の現代アート作家の企画展を鑑賞したことがある。高校生の時点で高い基礎技術があり、まあそうでないと美大に合格しないだろうけれど、そこからいかに発展させていくかということでもあるのかもしれない。
本作では成功した現代アート作家と美術教師を対比させているけれど、どこが、何が運命の分かれ道となったのか。でも、二人は美術の世界での与えられた役割が異なるだけかもしれない。
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