名作劇場

2025年2月26日 (水)

再評価すべき真っ当な冒険譚――大草原の小さな天使 ブッシュベイビー

「大草原の小さな天使 ブッシュベイビー」総集編のビデオを見る。一巻あたり95分ほどなので、4.5話くらいのボリュームか。全四巻で16~18話分くらいのボリュームに再編集されている。

数年前にバンダイチャンネルで通して視聴したのだけど、改めて見返してみて、東アフリカの大自然を背景にした少女の冒険譚としてよく出来ているという印象。舞台はケニア。植民地支配から独立したばかりで、支配層だった白人たちは追い出されていくことになる。野生動物を軸に野生動物保護官と密猟者との対立、支配者であった白人と被支配者であった黒人の対立図式が物語の中に織り込まれている。基本的にはヒロインであるジャッキーが母を亡くした赤ん坊のガラゴ(ブッシュベイビー)を兄から譲ってもらったところから始まる。

原作ではマーフォーはイギリスに渡る結末だったので、アニメでは大幅に改変されたストーリーとなっている。トラブルメーカーのミッキーは実は原作ではジャッキーの弟だったりする。冒険の旅に出たジャッキーを守護するのは軍人出身で野生動物保護官であるジャッキーの父の助手を務めるカンバ族出身のテンボ。ジャッキーの父をリスペクトしており、ジャッキーに対しては「お嬢さん」といった立場を崩さない。

名劇後期の作品だとロミオなんかの人気が高いけど、ブッシュベイビーももっと評価されていい作品かもしれない。原作ありとはいえ、現実世界で現地の習俗や気候、生態系、社会問題などを織り込んだ真っ当な冒険譚を構築・展開しているので、ファンタジー系の創作を志す人は参考までに見てもいいかもしれない。

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2021年9月26日 (日)

妙齢の女性役が多いが――「アルプス物語 わたしのアンネット」

「アルプス物語 わたしのアンネット」をバンダイチャンネルで視聴する。見放題サービス期間の関係でハイペースで消化しなければならなかった。

ルシエン役の山田栄子さんはボーイッシュな声だから分かるのだけど、アンネット役が潘恵子さんだったのが意外だった。潘さんは声質的に妙齢の女性を演じることが多く、少女役なのは珍しいのではないか。

ダニーの骨折は他人事と思えない。僕自身、幼稚園児のときに交通事故に遭って脚を骨折、骨がずれたので手術したことがある。脚をギブスで固められて下半身がミイラ男のようになった。しばらくその状態でいたので、ギブスを外した後、しばらく歩行できなくなっていた。

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2021年9月15日 (水)

駆け足で視聴――トラップ一家物語

バンダイチャンネルで名作劇場「トラップ一家物語」を視聴する。9月末で見放題期間が終わるので駆け足で見た。確か、僕が名作劇場を再び見始めたのはトラップ一家物語からだったと記憶している。物語は既に終盤で執事がナチス党員であるということは記憶に残っている。

主人公のマリアは子供目線で立てるというか、子供と親しくなり易い性格である。まさに学校の教師としてうってつけだと思うが、なぜに修道女を志したのだろう。

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2021年9月 7日 (火)

イヴォンヌ姫役の声優は山田栄子さん

「トラップ一家物語」のイヴォンヌ姫の声優は山田栄子さんであった。クレジットを見るまで気づかなかったが、きれいな声である。

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2021年8月28日 (土)

レオノラという名前に弱い

「私のあしながおじさん」レオノラの回をバンダイチャンネルで見る。

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2021年8月 6日 (金)

昔、NHK BSで再放送されたのを見たが

「私のあしながおじさん」をバンダイチャンネルで視聴する。通して見るのはこれが初めて。原作は子供の頃に読んだが忘れてしまった。語り口はジュディらしいものだったと記憶している。この作品はジュディが明るいキャラとして描かれているので見るのが楽だった。

最終回にレオノラも登場していた。オリジナルキャラか原作で名前だけ登場したのに肉づけしたのかまでは分からない。

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2018年2月 2日 (金)

全話視聴する

録画した「ペリーヌ物語」全話を視聴。16:9の上下カット版だから全ては見ていないことになるか。素直に面白いので数話まとめてみても苦にならない。名作劇場は初期の作品の出来が抜きんでて良いのを再確認。

前半がロードムービーで後半がサクセスストーリーと考えると、一粒で二度美味しい作品。

しかし、ペリーヌ母娘はアルプス超えせず平坦なルートを通っていたら、病状が悪化することもなく、すんなりマロクールまでたどり着けたのではなかろうか。そうなると、ビルフランとの関係がまた変わってくるけれど。

ペリーヌの前番組がラスカルで次番組がアンなのだけど、子供の頃は主人公が女子だと興味がなくて他局の番組を観ていた。今と逆だ。

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2018年1月18日 (木)

家なき娘のサクセスストーリー

東京MXテレビで再放送されていた「ペリーヌ物語」を見終える。全部は観てないのだけど面白かった。指摘されるように後半、ペリーヌが己の才覚で成功の階段を駆け上がっていくのが見ていて楽しい。

 

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2017年11月 6日 (月)

害獣ラスカル

東京MXテレビで再放送されていた「あらいぐまラスカル」最終回を観る。トウモロコシの味を憶えてしまったラスカルは畑を荒らすようになって、結局は飼えなくなって湖のほとりに放してしまう。原作小説は子供の頃に読んだことがあるのだけど、どんな内容だったかは忘れてしまった。アニメのラスカルはレッサーパンダの様で可愛いけど、現実のアライグマは気性が荒く、飼っても捨ててしまう人が多かったらしい。で、野生化したアライグマが日本に住み着いて被害が出ているとの話。そういう意味では罪な作品である。

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2017年6月27日 (火)

背景が魅力的

東京MXテレビで「母をたずねて三千里」を再放送している。20年ぶりくらいで観て思うのは、背景、イタリアの街並みが魅力的なこと。実際に生活したら狭くて不便だろうけれど、アニメの背景として見ている分には魅力的なのである。

クレジットを見ていると、富野監督が絵コンテを切っているのだけど、連続してクレジットされたりもしている。近年だとローテーションで何回かに一回というパターンだから、超人的な仕事ぶりである。

 

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