話題の新作、第一巻を読む
まるよのかもめ『ドカ食いダイスキ!もちづきさん』第一巻を読む。望月さんは営業事務なのにいつも深夜まで仕事している。「処理しても処理しても仕事が終わらない!」という悲鳴に似たポストはよくXのTLに流れてくるが、そういう系統だろうか。望月さんは女の子なのに並みの男性以上のカロリーを摂取している。どう見ても生活習慣病まっしぐらなのだが、どういう風に話の落としどころをもっていくのだろう。
まるよのかもめ『ドカ食いダイスキ!もちづきさん』第一巻を読む。望月さんは営業事務なのにいつも深夜まで仕事している。「処理しても処理しても仕事が終わらない!」という悲鳴に似たポストはよくXのTLに流れてくるが、そういう系統だろうか。望月さんは女の子なのに並みの男性以上のカロリーを摂取している。どう見ても生活習慣病まっしぐらなのだが、どういう風に話の落としどころをもっていくのだろう。
ねことうふ『お兄ちゃんはおしまい!』第9巻を読む。まひろとみはりの母が登場する。また、次巻から三年生に進級するようだ。中一と中三では女子の容貌はかなり異なってくるはずだが、漫画ではあまり変化が見られない。もみじの髪がいつの間にか伸びているくらいか。
ハヤカワ文庫のSFの電子書籍がセール中なので何冊か買う。僕はSF読みではないので「こんな基本中の基本も読んでないの?」と呆れられるかもしれない。人間、可処分リソースというものがあって、更に本の場合、保管スペースという問題もあったので。
高校生のとき、夕方に「火星年代記」のドラマを再放送していて、気に入ったのでブラッドベリの原作小説を読んでみたのだが、合わなくて途中で手が止まってしまったことがある。
タスクオーナ『氷菓』第16巻を読む。『二人の距離の概算』の本題に入ってきた。このところ電子書籍で漫画を買っても積読となってしまうことが多いのだが、本作は割とすんなり読めた。既知のストーリーだからだろうか。
Kindle PaperWhiteで読んだが、僕のPWは11世代で、こないだ最新の12世代がリリースされたばかり。なので、さほど性能的に劣っている訳ではない。それでもやはりレスポンスの良い方がいいのかなと思い、Fire HD10などを検討してみたりもしてみたが、単に疲弊して漫画すら読めない状態なのかもしれない。
TVerで「逃げるは恥だが役に立つ」第一話を見る。後で確認したら59分の拡大版だった。契約結婚ものとは思わなかった。情熱大陸やプロフェッショナル仕事の流儀のパロディを含む演出。新垣結衣は目鼻立ちが異様に整っている印象。昔、映画「恋空」は見たことがあるのだが。あの頃はロングの髪型だった。
「Garden of remembrance」をバンダイチャンネルで見る。山田尚子監督の短編アニメ。舞台は女の子の住まい。何気ない日常が繰り返され、やがて同居人が登場し、そこから出ていく。セリフはない。音楽へのこだわりは感じられる。
有楽町マルイで開催中の「明日ちゃんのセーラー服原画展」に行く。関東での思い出づくりとしては最後になる。
11時過ぎだったろうか、都営銀座線・銀座駅に到着してホームから出てC9出口を目指して歩く。長い地下通路を進んでいく。C9出口はJR有楽町駅に近い箇所、マルイの裏手にあった。少しうろうろしたが無事、有楽町マルイに入る。
この時点で息切れしてしまう。数年前から頻脈の薬を飲んでいるのだけど、10月に入って急に悪化してきた。このまま鑑賞することはできないと思い、8階までエスカレーターで上がったところでエスカレーター脇の椅子で休憩する。目の前は「五等分の花嫁」のショップだった。
12時15分頃会場に入る。受付で入場券を提示すると「受付限定のグッズがありますよ」と営業をかけられる。2000円だったので乗る。今回の原画展のイメージイラストがプリントされたクリアプレートだった。会場に入る。「はじまりのセツナ」のMVが迎えてくれる。それを一通り見て展示コーナーに入る。300点以上の生原画が展示されているとのこと。
原画なのでホワイトで修正した跡があるかなと思っていたら、そういった修正箇所は全く無く、鉛筆で描いた線を消した跡がかすかに残っているのがわずかに確認できる程度で非常にきれいな原稿であった。生原稿なので原寸大はこういうサイズなのかと感心する。非常に美麗な作画を肉眼で鑑賞できる至福。どんな名画をみるより好きな漫画の生原稿の方が有難く感じる。まあ、リアル世界では13歳であれだけの超絶美少女は存在しないと思うが。15歳くらいならいるかもしれない。
原画は連載開始時点では手描きで完全な一枚絵だった。解説によると途中でiPadによるデジタル作画も取り入れられていったらしい。夏休み編から新学期編に変わった辺りで、手描き作画をレイヤー化する手法が取り入れられていったとのこと。モノクロだが、何となくアニメのセル画を連想した。それからカラー原画が展示され(※多くは水彩画とのこと)、それからコマ割りされたカットの連続した小さな絵の一覧が展示される。それらは仕事場を再現したコーナーのiPadでアニメとして流されていた。博先生のお母さまの手になる蝋梅学園の制服も数種展示されていた。
平日の昼間だったので来場客は数名ほどで自分のペースで鑑賞できた。会場を出たのは13時頃だったので45分ほど鑑賞していたことになる。
……先ほど休憩したばかりだったのだが、夏休み編の辺りから再びしんどくなってきて焦りを感じながらの鑑賞となった。最後の来場客向けのノートはじっくり見る心の余裕がなかった。明日ちゃんの可愛いイラストが描かれていたが。
繊細で美麗な作画だったが、アニメは原作の雰囲気を保ったままアニメ絵として動かしていた訳で、それも凄いことだと再認識する。
会場を出て物販コーナーに入る。複製原画Eを買う。印象的だったので。元々アニメのセル画を収集する趣味があってそれ的なものを買った次第。あまりあれこれと買うと他の人の迷惑になるのかなと思い、一種類だけにしておく。
それから再びエスカレーター脇の椅子で休憩し、マルイを出る。銀座駅まではとても歩けないので、JR有楽町駅から山手線で渋谷駅まで向かう。半蔵門線は江田―あざみ野間で発火事故があったらしくダイヤが乱れていた。全て各駅停車となり、幸い座って帰ることができた。
「らーめん再遊記」第一巻を読む。主人公・芹沢の印象的なセリフがSNSでよく引用されるので興味を持った。読んでみると、作品冒頭では芹沢は世代交代の波に押され自信を失いかけている。で、そこに次世代の旗手から勝負を仕掛けられて乗らざるを得ない状況に持ち込まれる……という展開だった。SNSで引用されるセリフはおそらく自信回復した後の強気な発言をピックアップしたものだろう。
首都圏だと頻繁に話題に出るのは家系と次郎系くらいか。ニューウェーブ系というのは作中の創作なのかもしれない。
Amazonで無料配布してる創作本、一冊は星二つ、もう一冊は星五つをつけられる。いきなり星一つでなくて良かった。同時に星がついたようなので同じ人かもしれない。無料で配布してるのに星二つということは「時間を返せ!」かもしれない。それはそれで最後まで読んでくれてありがとうございますではあるのだけど。まあ、あれはいわく付きの作品でしてね……
「恋は双子で割り切れない」をバンダイチャンネルで視聴する。双子の姉妹である琉実と那織は二卵性双生児。琉実はスレンダー気味でスポーツ少女。那織は肉感的なプロポーションでオタク的な知識に強い。那織は琉実をお姉ちゃんと呼んでいる。実際の双子でそんなことがあるのだろうか。対等ではないのだろうか。
当初、琉実が純にアタックをかけて交際に持ち込むが、那織への抜け駆け感から純と距離を置こうとしてしまう。那織は他人をコントロールしようとする性格のようだ。僕自身、意思が弱くてそういうタイプの人間に操られがちだった。
そういった嫌な面が描かれたと思ったら、慈衣菜の登場辺りから雰囲気が変わってくる。原作自体が若干の路線変更したのだろうか。僕としては女の子の嫌な面をもっと描いてもよかったのではないかという気もする。
純は幼馴染ということもあって琉実と那織のどちらを選ぶか決断できない……という辺りでアニメは終わった。
【推しの子】第2期をバンダイチャンネルで視聴する。原作は終盤に差し掛かっているが、アニメだと4期までくらいが必要だろうか。主犯格のカミキヒカルが登場してこれからというところで物語は一旦終わる。三期は映画撮影編だろう。
高千穂神楽が見られないかなと思って、ツアーがないか検索したら、東京―宮崎で30万円くらいの料金だった。往復の飛行機代とか宿泊費とかで結構かかるだろう。自力で日程を組む知識/情報がない人向けなので、旅行代理店の手数料は特にぼったくりという訳ではないとは思うが。
TVerで「情熱大陸」アニメーション監督・山田尚子さんの回を見る。取材期間という制約もあるが、やはり演出家、映像作家としての監督に焦点が当てられていた。山田監督の演出に文句をつける人はいないと思うが、ストーリーテラーとしての監督が語られることはなかった。監督もご自身をそう位置づけてはいないだろう。オリジナルアニメ映画ではそこを両立しないと大ヒットは見込めないので、そこら辺も取り上げて欲しかった。
京都で育って大学は美大に進んだことは明らかにされている。京都ならミニシアターも多いだろうし、アート系のアニメーションをみる機会にも恵まれただろう。番組では高校生のとき写真部員だった時期があると語られた。ただ、それは実写コンプレックスの裏返し? と穿った見方もできてしまう訳である。世代的に実写コンプレックスは抱えていないかもしれないが。
「2.5次元の誘惑」はジャンプ+の作品と知る。作風的にマガジン系かなと思っていたのだが、勘違いだった。ジャンプ+、本誌には掲載枠という限界があるのだけど、そこに収まらない作品でも十分にメディアミックス可能ということで、ジャンプ系の抱えている作家陣のハイレベルさが窺える。
「それぞれの孤独のグルメ」第一話をTVerで視聴する。「孤独のグルメ」は第10シーズンで完結したと思っていたが、映画の宣伝だろうか。これまでは一癖あるクライアントとのお仕事のパートが前半部分だったのだけど、今回はカットされていて、店主視点のパートがゴローさんのパートと並行する構成となっている。原作者の久住さんのコーナーは無くなった。
(完走)
・時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん
・【推しの子】第2期
・2.5次元の誘惑
・グレンダイザーU
・天穂のサクナヒメ
・逃げ上手の若君
・小市民シリーズ
・菜なれ花なれ
・僕の妻は感情がない
・負けヒロインが多すぎる!
・義妹生活
・恋は双子で割り切れない
(脱落)
・しかのこのこのここしたんたん
・VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた
2024年夏期も10本以上のアニメを視聴した。全てバンダイチャンネルで視聴したものである。オンデマンド配信だからこれだけ視聴できるという側面もある。しかし、配信だと放送よりどうしても数日遅れてしまう。その間にXに情報がポストされ自然とネタバレとなってしまう。
江の島に行く。横浜駅に出て横須賀線で鎌倉駅で下車する。実は長年、横浜から鎌倉に直接行けると知らなかった。藤沢から行くものと思い込んでいた。鎌倉から江ノ電に乗る。
江ノ電は平日だが観光客で混雑していた。七里ガ浜を一応ではあるが車窓の風景として見ることができた。江ノ島駅で下車する。弁天橋を渡って仲見世通りを通って江島神社の辺津宮まで来たところで息が切れてこれ以上は先に進めないとなり、引き返す。
片瀬海岸で休憩した後、帰りは湘南モノレールで大船まで出る。モノレールは見晴らしがよくて乗っていて楽しかった。
「海街diary」「Just Because!」「青春ブタ野郎」など湘南を舞台にした作品は多いが、ようやくアリバイ的にではあるが訪れることができた。横浜の近くにきれいな海岸線があるのだなという印象。元々、時々海が見たくなる性分だったので盲点だった。
「逃げ上手の若君」をバンダイチャンネルで視聴する。これも作画が凄い作品。こういう作品が出てくるところが少年ジャンプの凄さなのだろう。
太平記は現代語訳なら一応読んでいる。ただ、それは楠木正成の息子が死んだ辺りで終わっていた。原典だと半分くらいに相当する箇所までなのだけど。それ以降の巻には余談的なエピソードが収録されていたりもするので、そこら辺で十分として終わらせたのかもしれない。
エンディングの冒頭に時行の墓が描かれているので、結末は分かっているのだが、フィクションなので歴史通りに展開するとは限らない。
「負けヒロインが多すぎる!」をバンダイチャンネルで視聴する。作画/演出が圧倒的という印象。原作のイラストレーターのいみぎむる氏はおそらく萌え系のイラストでは現代日本をリードする人材と思われるが、その柔らかいタッチを維持したままアニメキャラとして動かしている。原作小説は疲弊していてまだ一巻の半分くらいまでしか読めていないが、元々原作にあった印象的なシーンが可愛らしく演出されている。
原作小説一巻の表紙を飾るのは八奈見さん。故に彼女が正ヒロインに見えてしまうが、微妙にせこかったりしてヒロイン然としていないのである。逆にそこが魅力だったりする。髪の色が青なので、その時点で負け属性を負わされている。ラッコ理論には笑わされた。
むしろ焼塩さんや小鞠さんの背景の方がドラマチックであり、ヒロインらしく描かれている。小鞠さんはかなりきょどった言動だけど、温水君と同じ文芸部であり存在感はかなり高い。
原作を読むと、豊橋と地名が記述されていて、架空の街ではない。実在の街をモデルにしつつ架空の街と設定した作品の方が多いはずだが、どうしてそうしたのだろう?
「グレンダイザーU」をバンダイチャンネルで視聴する。暴走しかねない巨大な力というモチーフは東映アニメ版の頃にはまだなかったか。Uでは暴走しかねない危険な存在だからベガ大王に狙われたとも解釈し得る。デューク・フリードも東映アニメ版から繊細さを受け継ぎつつ、更に不安定さが付加された存在として描かれているように見える。
未見だった「宇宙円盤大戦争」と「UFOロボ グレンダイザー対グレートマジンガー」を視聴する機会に恵まれた。初代デューク・フリードはささきいさおさんが声を当てていてワイルドな雰囲気だった。宇宙円盤大戦争の時点でテロンナとの悲恋が描かれていたとは知らなかった。30分ほどの短編なのだけど、今演出すると倍くらいの時間がかかるかもしれない。東映アニメ版では繊細なデューク(大介)と無鉄砲な甲児のバディものの要素があったのだなとも気づかされる。Uでは甲児の無鉄砲さは若干薄れているか。
続編を匂わせるラストだったが、2クールだったらとも感じた。グレンダイザー自体の活躍シーンが少なかったような気がする。マジンガーZとの共演はファンの長年の願望が実現されたと見ていいか。