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2024年1月14日 (日)

コネも実力の内:一家三代で同じシリーズの脚本を担当

仮面ライダー、一家三代で執筆という記事の見出しを見る。井上家の祖父父娘の三代で脚本を担当するというニュースである。家業みたいなものである。ライダーの脚本なら書きたいと願う人は多いだろう。その娘さんが井上家の娘でなければそんなに若い段階では起用されなかったろう。でも、文筆業ではコネも実力の内ではある。父親のお墨付きということだから信用は担保されているということだ。

僕は商業レベルのものが書けないので、何を書いてもやっかみになってしまうが。

<追記>
当の井上亜樹子さんは「ゲゲゲの鬼太郎」6期の脚本を執筆されており、脚本家として既に実績を積んでいることが分かった。だが、皆が嫌いな世襲には違いないのである。東映の特撮番組は(ここ10年ほどニチアサは見ていないが)厳選された脚本家によって脚本が書かれ、誰でも参入できるというものではない。

……整理すると、まず、井上亜樹子さんは既に実績のあるプロの脚本家である。だが、世襲には違いない。だから批判の余地が生じる。井上家に生まれてなかったら、起用されるまでにもっと時間がかかったかもしれない。

一方で東映の特撮番組では脚本家は伝統的に厳選されている。ガッチャードのメインライターである長谷川圭一氏もウルトラシリーズで長年に渡って実績を積んできた脚本家である。一方で小林靖子さんのような人もいる。要するに「この人なら書ける」と判断された人が起用されている。

脚本家がどういうルートをとってデビューするのか知らないが、おそらく、公募コンクールで入賞するだけが入口ではないと思われる。むしろ何らかのコネ経由の人が多いのではないか。そういう意味では文筆業はコネと信頼なのである。「こいつなら任せていい」と思わせることだと思う。

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