« 学生運動はシラケ世代のコンプレックス――「氷菓」を見て思う | トップページ | 閉校だとか »

2012年5月25日 (金)

reunion ~ 「ひみつの階段」版別エピソード一覧

「ひみつの階段」シリーズ収録作品一覧

偕成社版・第1巻
ひみつの階段印度の花嫁春の珍客日曜日パルス白日夢君が降りてくる日庭の小鳥見えない地図/あとがき

偕成社版・第2巻
ねこの星座物語をきかせて四月天使魔法の庭冒険はおわらない本日休館王子さまがやってきた/あとがき

-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*

ポプラ社「ひみつのドミトリー 乙女は祈る」
乙女は祈るGIFTわかれ道華胥の国に遊び森を抜ける道Exile夢売り/あとがき

※赤字:「ひみつの階段」シリーズでない読み切り短編

ポプラ社2002年版・第1巻
ひみつの階段印度の花嫁春の珍客物語をきかせて日曜日Diary ~ダイアリー~See You/あとがき

ポプラ社2002年版・第2巻
ねこの星座四月天使魔法の庭冒険はおわらない本日休館パズル遠い約束/あとがき

-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*

ポプラ社2009年版(完全版)・第1巻
ひみつの階段印度の花嫁春の珍客ねこの星座物語をきかせて四月天使日曜日Diary ~ダイアリー~学園祭にいこうもうひとつの 学園祭にいこう

ポプラ社2009年版(完全版)・第2巻
魔法の庭冒険はおわらない本日休館乙女は祈るGIFTわかれ道華胥の国に遊びMAZE 迷路See Youパズル遠い約束/あとがき

※青字:新規描きおろし分
※紫字:同人誌に掲載分
※緑字:榎本司郎事務所版・コミックFantasy掲載分

ひみつの階段 reunion」2012年版/2019年増補版

同人誌

li'l flowers/Tiny Tiny Girl
comicスピカに掲載。「つづきはまた明日」第4巻に収録。夏ちゃんたちの代より後の現代寄りの時代。スピンオフ的位置づけか?

-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
紺野キタ「ひみつの階段」(2009年版)を読み返す。現在ポプラ社から出ている新装版(完全版)2冊。

「ひみつの階段」の単行本は元々偕成社から出ていたのだけど、偕成社が漫画部門から撤退してポプラ社に移った経緯がある。

偕成社版1・2巻
 ↓
ポプラ社「ひみつのドミトリー 乙女は祈る」+ポプラ社2002年版1・2巻
 ※2002年版1・2巻には描きおろし、もしくは同人誌で発表された作品が追加収録されている
 ↓
ポプラ社2009年版(完全版)1・2巻

というバリエーションがある。

現在出版されている完全版で「ひみつの階段」のエピソードはフルコンプできるのだけど、実はそれまでの単行本には「ひみつの階段」シリーズでない読み切り短編がいくつか収録されている。

偕成社1巻
 『パルス』『君が降りてくる日』『白日夢』『見えない地図』
同2巻
 『王子さまがやってきた』

ポプラ社 ひみつのドミトリー 乙女は祈る
 『森を抜ける道』『EXILE』『夢売り』

特に偕成社1巻に収録された初期の短編には現在と絵柄がかなり違う作品もある。

個人的には「王子さまがやってきた」「森を抜ける道」などが好きな作品。読み切りの短編だと初潮といった「ひみつの階段」シリーズには出てこないけど紺野作品的には重要と思われるモチーフが織り込まれていたりもする。

「reunion」入手。絵柄が変わっている。2002年版に収録された「遠い約束」が実質的な最終回だったけど、あれから10年が過ぎた。

三島は大柄になって、ほとんど男の子化している。夏ちゃんの代の奇談クラブの部長、平松さんだったか、ポップで別人のようなキャラデザとなっている。相方のメガネの女の子は名無しだったと思うけど、彼女が首からぶらさげているカメラ、クラシカルなデザインだけど光学ファインダーが描かれていない。デジカメかもしれないしそうでないかもしれない。小物類で意外と時代が分かっちゃうのだけど、時代を感じさせる小物類がほとんど出ないのも「ひみつの階段」の特徴かもしれない。

<追記>
Wikipediaに「ひみつの階段」の項があると知る。三島に下の名前があると知る。他にもいる。単行本を読んた限りでは出て来てないはずだが、サリーガーデンズ(昔あった紺野先生のホームページ)にでも記述があったのだろうか。

<2019.05.12追記>
コミティアで「ひみつの階段reunion」増補版を買う。表紙はカラー絵で小エピソードが追加されていた。ちなみに6ページ目と7ページ目、守護天使が登場する場面はオリジナルと比べて頁が左右逆に収録されていた。ミスだろう。

|

« 学生運動はシラケ世代のコンプレックス――「氷菓」を見て思う | トップページ | 閉校だとか »

少女漫画」カテゴリの記事

reunion」カテゴリの記事

KITA」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 学生運動はシラケ世代のコンプレックス――「氷菓」を見て思う | トップページ | 閉校だとか »