AmazonのKindleストアで電子書籍をセルフ出版してます

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(石見の文芸シリーズ)
石見の姫神伝説:乙子狭姫、胸鉏比売、天豊足柄姫命、櫛代賀姫命など
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石見の伝説:伝説の地を巡る
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神楽と文芸(総論): 石見神楽、芸北神楽、神代神楽、太々神楽など
https://www.amazon.co.jp/dp/B09MRFXFWS/
神楽と文芸(各論):神楽の重要演目・人気演目
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神楽と文芸(各論2):鬼退治
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神楽と文芸(各論3):神話・歴史・エトセトラ
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昔話はなぜ面白いか(上)
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昔話はなぜ面白いか(下)
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(その他)
ブログから電子書籍までニッチ戦略の執筆術
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三泊四日の大腸ESD入院記
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2025年4月20日 (日)

カーゴカルトは見下されるべき事象なのか?

1. 磯忠幸「南洋の奇妙な事態:「カーゴカルト」から鏡としての「カーゴカルト」へ」『文学・芸術・文化:近畿大学文芸学部論集』25(2)(近畿大学文芸学部/編, 近畿大学文芸学部, 2014)pp.17-40.

2. Plilip B. Stark, Andrea Saltelli, 柴田卓也/訳「英国王立統計学会Significanceから カーゴカルト統計学、そして科学の危機」『統計』71(7)(「統計」編集委員会/編, 日本統計協会, 2020)pp.64-70.

3. 「近頃健康事情――カーゴカルト・サイエンス」『食生活』81(4)(922)(カザン, 1987)pp.138-141.


「カーゴカルト(積み荷信仰)」に関する論文を国会図書館の遠隔複写サービスで取り寄せて読んでみる。3は雑誌の宣伝記事で著者が明らかとなっていない。

1論文が本来のカーゴカルトに関する論文である。南洋、メラネシアの島々で第二次大戦前後に植民地支配下のネイティブたちによって起こされた宗教運動の一種である。船によるものと飛行機によるものとに分かれるらしいが、飛行機の方が分かりやすいか。

白人たちが大量の物資を積んだ輸送機を離発着させているのを見たネイティブたちが、森を切り開いて飛行場もどきを作り、先祖たちが飛行機で様々な価値のある積み荷をもたらしてくれると信じ、飛行機を招くための儀式を繰り広げる……といったような外形となる。

物資の輸送、飛行機の離発着のために空港を作る訳であるが、因果関係が逆転して、飛行場のようなものを作れば飛行機が飛んできてくれるといった認知のエラーが生じている。

2と3論文はそれから着想を得た高名な物理学者のファインマンが「研究のいちおうの法則と形式に完全に従ってはいるが南洋の孤島にかんじんの飛行機がやって来ないように、何か一番大事な本質がポカっと抜けている」と似非科学を「カーゴカルト・サイエンス」と自身の著書で形容したことに由来するものである。

実は1論文でカーゴカルト研究史が取り上げられていて、カーゴカルトという概念のなかった当初は支配者層である白人からみると奇妙で不合理な儀式が繰り広げられるという見方がされていた。実際、参加者たちは興奮状態に入り日常を放棄してしまうため生活が荒廃してしまうといった弊害が生じたとしている。

それからそれらは被支配者であるネイティブたちなりの支配者である白人への反植民地的な抵抗運動であると解釈されるようになっていった。実際、ネイティブたちはカーゴ(積み荷)の獲得から自分たちは疎外されていると感じていたようだ。

だが、更に研究が進むと、思った程抵抗運動的な側面は強くないとした事例が報告されるようになっていった。むしろネイティブの世界観に沿った形での秩序の再編(疎外されなくなる)を願う、そういう意味でカーゴカルトという概念というよりもむしろ伝統的な宗教儀礼の変奏形態ではないかと見られるようになっていったとしている。

……という訳で、研究はかなり進んでいるのだけど、世間一般には2,3論文に見受けられるようにある意味バカにした見方が広まってしまったようである。まあ、外形だけ見れば愚かしいのは確かだ。

思うに、どこかで認知のエラーが生じ、それらの錯誤が重大な影響を及ぼしてしまっている。だが、それ自体は感染呪術などもそうと言える。僕自身は群集心理についてはよく知らないのだけど、では彼らネイティブが精神に病理的な異常をきたしていたかというとそうではないのではと思う。ネイティブたちの近代化レベルが分からないが(※プランテーションなどに従事していたとある)、おそらく、日常では普通の近代化された人たちと変わらない人たちだろう。

むしろ、機械文明に対する概念が確立されていないため、因果関係の逆転、端的に言えば転倒が機制されないため重大な錯誤が生じたのではないか。カーゴカルトを安易に見下すのは得策ではなく、認知や創造性に関するヒントになり得るのではないか……というようなことを考えている。

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2025年4月19日 (土)

今頃になって特典ディスクを視聴する――天然コケッコー

映画「天然コケッコー」のDVDの特典ディスクを見る。メイキング映像によるとクランクインが2006年夏で映画公開が2007年夏。DVDはおそらく2008年発売だったろうから、17年近く塩漬けにして見てなかったことになる。何か心理的なハードルでもあったのか見よう見ようと思っていて中々実行に移せなかった。撮影当時、主演の夏帆さんは中学二年生だったか、その後、映画「砂時計」でも主演を務めたので、島根にとっては有難い女優さんである。原作は架空の舞台だけど、浜田市の三隅から岡見辺りがモデルとされている。映画のロケ地は金城町や旭町が主だったようだ。そよの父役の佐藤浩市さんは何かのインタビューで移動が大変だったとおっしゃっていた。首都圏から900㎞以上離れているので、歳をとると座っているだけでも疲れると痛感している。

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2025年4月11日 (金)

余談:大学院で専攻を変える

心理学の記事を書いたので、余談。

大学四年生のときクラスメイト(※英語とドイツ語のクラスが同じだった)と話した際、彼は心理学で大学院に進学しようと考えていると聴いた。僕はそういう手もあるのかと思った。学部は法学部だったので、法律しか選べないと思い込んでいた。で、残念ながら法学部は僕にとってはミスマッチな選択で実定法はさっぱり理解できなかった。そんな訳で大学院への進学など夢のまた夢だった。彼も若干の不安はあったらしく「怒られるかもしれない」なんて口にしていた。今考えると院で専攻を変えたいという要望は普通にあり得ることで怒られることはないと思うが。

ただ、今回心理学関連の論文を読んだところ、実験の分析で統計学や線形代数の知識が必須のようだ。法学部でも微積や統計学の講義はあって履修自体は可能だったけど、彼がそれらを履修していたかまでは知らない。彼のその後は知らないが、むしろそこら辺で苦労したかもしれない。

心理学関連の資格を取得するには大学院への進学が必要だったか。そういうコースだとそこまで求められないかもしれないが。

民俗学者の大月隆寛氏は早稲田大学の法学部を卒業して成城大学の大学院で民俗学を専攻したとのこと。成城の民俗学は柳田国男の系譜に連なるそうだ。

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連想は認知科学ではどう整理・分類されているか

「連想」というキーワードで国会図書館に所蔵された雑誌を検索し、とりあえず下記の論文の遠隔複写サービスを申し込む。


1. 山愛美「連続連想にみられる反応パターンの特徴」『心理学研究』57(5)(日本心理学会編集委員会/編, 日本心理学会, 1986)pp.287-292.

2. 深尾誠, 大河内茂美「言語連想における刺激語と反応語の線形変換モデルの検証」『心理学研究』64(2)(日本心理学会編集委員会/編, 日本心理学会, 1993)pp.91-98.

3. 鍋田智広, 目久田純一, 神垣彬子, 松井剛太, 朴信永, 山崎晃「幼児の連想的記憶における意味的知識の発達」『心理学研究』78(6)(日本心理学会編集委員会/編, 日本心理学会, 2008)pp.591-598.

4. 松田崇志, 松川順子「連想構造を持つリストにおける検索誘導性忘却への加齢の影響」『心理学研究』81(5)(日本心理学会編集委員会/編, 日本心理学会, 2010)pp.517-522.

5. 月元敬, 橋本剛明, 唐沢かおり「間接的連想関係による虚記憶」『心理学研究』82(1)(日本心理学会編集委員会/編, 日本心理学会, 2011)pp.49-55.

・西田勇樹, 服部雅史, 織田涼「遠隔連想テストは何を測るか」『心理学研究』94(5)(日本心理学会編集委員会/編, 日本心理学会, 2003)pp.392-401.


……これらの論文はタイトルにあるような実験の結果に統計処理を施して分析したもので、統計学は未履修なので内容まで理解した訳ではない。

心理学というか認知科学で連想がどのような模式図で描かれているのかと考えたのだけど、基本的には語句と語句とを線分で結ぶ形式でよさそうだった。

連想とは一つの言葉や観念が別の言葉や観念を呼び起こすことと定義できる。そのため、刺激語とそれに対する反応語とに区別されている。心理学の実験では連想の反応時間に着目したり制限時間を設けたりするケースが多いようだ。

1の論文では連想を

・分離的自由連想
・継続的自由連想
・分離的制限連想
・継続的制限連想

と分類している。

・継続的方法はある一つの刺激語に対して連鎖的に反応語を求める
・分離的方法は反応語を一語だけに制限する
・制限的方法は反応語をたとえば「動物の中から選びなさい」等と制限する

また、反応語については、ポジティブ/ニュートラル/ネガティブと三分類している。

2の論文では、

・間接連続連想:刺激語に対する反応語が次の反応語を出すための刺激語となりその語に対する反応語が次の反応語を引き出すための刺激語となるような連想法
・直接連続連想:最初に与えた刺激語に対して思い浮かぶ限り反応語を出してもらうような連想法

の二つを挙げている。ざっくりとだが、2論文では連想を行列と捉える。線形代数の世界である。ただし、2論文では連想構造の線形性を仮定しているが、非線形性のモデルがあり得ることも想定している。

また、因子として、

・明暗の因子……“暗い―明るい”“ねっとりとした―さっぱりした”
・情緒的評価の因子……“嫌な―好ましい”“親しみにくい―親しみやすい”
・緊張・弛緩の因子……“硬い―柔らかい”“力強い―弱々しい”
・興奮・沈静の因子……“重々しい―軽やかな”“落ちついた―にぎやかな”
・一般的評価の因子……“醜い―美しい”“冷たい―暖かい”

といった風に五つに分類した因子分析を行っている。

3の論文では虚偽記憶を取り上げている。虚偽記憶とは、実際には生じていない出来事を誤って想起することとしている。要するに勘違いである。虚偽記憶を調べる手法としてDRM法と呼ばれる実験手法がある。ちなみにDRMとは三人の人名の頭文字からとられている。

DRM法においては、学習時に呈示されたリスト内の単語(学習語)と共に呈示されていないクリティカル・ルアーと呼ばれる単語までも誤って再生、再認してしまうことが発生するとのことである。

3論文では、DRM法における虚偽記憶が意味的知識の構造を反映する点で注目が集まっているとしている。

4の論文では、虚記憶と呼称しているが、DRM法を用いた検索誘導性忘却について実験/検証が行われている。

検索誘導性忘却とは、記憶からある項目(ターゲット項目)を検索すると、その検索行為により、後のターゲット自身の検索可能性は増加するが、一方で、ターゲット項目と関連した項目は抑制され、検索可能性が低下することとしている。

4論文では、連想的な関係性を持つ項目は連想関係によって結びついており、連想ネットワーク構造を持っている。そのような連想ネットワーク構造の中から特定のターゲット項目を検索するとき、ターゲット項目と連想的な関係性にある項目も同時に活性化され、活性化資源を奪い合うこととなる。ターゲット項目を適切かつ迅速に検索するため、この競合状態を解消するよう抑制機能が働くとの仮説を立てている。

5の論文では、たとえば「消防士は男性的職業」といったステレオタイプが媒介する間接的連想関係について実験/検証している。

連想関係を、

・直接的連想関係
・間接的連想関係

とに分類している。たとえば、「りんご」と「赤い」、「赤い」と「ポスト」は直接的連想関係にある一方、「りんご」と「ポスト」は直接的連想関係ではなく「赤い」が媒介した間接的連想関係となる。

5論文ではDRM法をDRMパラダイムと呼称し、ルア語の他、学習語と意味的関連のない新奇語も取り上げている。

6の論文は、洞察問題について実験/検証を行った論文である。洞察問題とは、解決するために特別な知識を必要としないが、すぐに思いつくような方法では解決できないことが多い問題としている。

洞察問題解決を研究するため遠隔連想テスト(RAT)がよく用いられているとのこと。日本語版RATだと、たとえば「住」「在」「汚」といった三つの問題語がある。正解語は「職」である。固着語(三つのうち二つだけと単語を構成する語)は「宅」である。

実験はクラウドソーシングサイトで被験者を募り、WEB上で回答させる形式となっている。

……といった内容だった。6論文だけ少し離れた内容となっている。

「連想」に関して、認知科学でどのような定義づけがされているか調べたもの。NDL-OPACで検索してヒットしたものの上位から選んだもので、『心理学研究』に絞って取り寄せた。他にも掲載論文はあったのだけど、他との兼ね合いでこの程度の数字に留めた。右も左も分からない状態だったので万全とは言えないが、とりあえずのとっかかりとはなったのではないか。

こうしてみると、数学を避けていたツケがのしかかってくる。僕の母校の学部では一般教養の理系科目に心理学があったのでそれを履修したのだけど、それは基礎的な内容で、こういった統計学を駆使したような内容では当然なかった。

ちなみに、若き日の西垣通氏も講師としていらした。そちらは教職課程とバッティングしたため履修できなかった。

僕が漠然と考えているのは昔話における話の展開を何か連想的なものと捉えられないかというもの。それらに対する何らかの手がかりが得られないかと思った次第。たとえば、レヴィ=ストロースの神話分析などはかなり飛躍した連想がされているように感じる。間接的、継続的な連想と言えるかもしれない。

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2025年4月10日 (木)

米子以東だと一泊しないと観光できない

テレビをつけたら、今春オープンした鳥取県立美術館とその企画展について解説していた。倉吉市にあるそうだ。僕は米子には行ったことがあるけれど、それ以東については通過したのみである。スーパーまつかぜで鳥取までは行けるのだけど、倉吉や鳥取まで足を伸ばすなら一泊して市内を散策してみたいし。というか、まだ松江の島根県立美術館にも行っていない。島根県立美術館には国内有数の浮世絵コレクションがあるそうで、ちょうど今年大河「べらぼう」もやっていることだし……とは思っている。西洋美術に関してはほんのちょっとだけど一応鑑賞経験はある。

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2025年4月 7日 (月)

とっかかりにはなったかもしれない――小島寛之『完全独習 統計学入門』

小島寛之『完全独習 統計学入門』を読む。電子書籍版はリフロー形式で、スマホでも読めた。中学数学までで統計学のエッセンスを伝えるというコンセプトの本。相乗平均(幾何平均)√xy が分かれば何とかなるのではないか。本書には出てこないが、最小二乗法とか、そういうことなのかとなんとなくは感じた。数学が苦手な人間にとっては数式の細部のもつ意味が感覚的に掴めなかったりするのだけど、そこら辺にかなり配慮されていた。

統計学は未履修。質的分析については独学でも何とかなると思うけど、量的分析についてはそうもいかずどうしたものかと思っていた。とっかかりを得ることはできたかもしれない。

……推薦入学で大学への進学を早めに決めた人は空いた時間でこの本を読んでみればいいかもしれない。文系でも社会学や心理学、あるいは政治学や経営学でも統計学は量的分析に必要となる。その動機づけとなり得る本と評価できる。よほどの数学アレルギーでない限り履修しておいて損はしないだろう。数字に強い人材は何かと重宝されるから。

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2025年4月 6日 (日)

物流団地に立ち寄ってみる

気分転換に下府へ行った。帰りに物流団地のいわみ文化振興センターに立ち寄ってみる。中には入らなかったが、立地は把握できた。国道9号線と山陰道(浜田三隅道路)とが交差する付近に立地していて9号線からも建物が見える。ガソリンスタンドの奥に位置する建物がそう。

浜田市・いわみ文化振興センター
浜田市・いわみ文化振興センター

後でサイトを閲覧する。壁面に抱月会館とあったが、これは一階に演劇や音楽などの上演向けのホールがあるようだ。写真を確認すると、床はフラットで机と椅子が並べられていた。食事を摂りながら観劇することも想定されているようだ。最大で200人くらい収容可能とのこと。ステージには大型のフラットパネルディスプレイも設置可能で、背景の見立てとして活用することができるようだ。

以前、ここで石見神楽の夜神楽定期公演をするという話があって、結局流れてしまったらしい。理由は知らない。駐車場は第二駐車場を開放すればかなりの台数が収容でき、ドライバーにとっては立地は悪くないのだけど、車を所有していない人、たとえば島根県立大生にとってはアクセスの悪い場所となってしまう。

浜田市・いわみ文化振興センター
浜田市・いわみ文化振興センター・第二駐車場

むしろ二階の展示室の方が利用率が高いのかもしれない、写真展などが催されているようだ。他、畳が浦の常設展示場もある。

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2025年4月 5日 (土)

行きつ戻りつ――樋口耕一『社会調査のための計量テキスト分析』

樋口耕一『社会調査のための計量テキスト分析 内容分析の継承と発展を目指して』を読む。テキストマイニングのツールであるKH Corderの公式本。初学者は『動かして学ぶ!はじめてのテキストマイニング』→『社会調査のための計量テキスト分析』の順で読むといいだろう。

前半はKH Corder構想の経緯、具体的な分析事例などが掲載されている。後半はKH Corderのレファレンスとなっている。

残念ながら統計学は未履修で分析事例に掲載されたデータは読めなかった。レファレンスは「こういう仕様上の制限があるのか」「この機能はこういう手順で使えばいいのか」となった。難しい数式は少ししか掲載されていなかった。

個人的にはそれっぽい図を何とか出力できるようになったという段階で、実際にどういう風に分析していくかはこれからの課題である。コーディングルールの作成が肝で、これは試行錯誤する他ない。そういう意味では自身で何か適当なデータを複数用意して実際に分析してみるのが望ましい。手持ちの資料がない場合、たとえばnoteの記事なんかでもいいかもしれない。

量的分析のスキルのない人間でも裏で統計処理を施した質的分析を行えるという点で、何か行きつ戻りつ試みることはできないかなとは期待している。

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2025年4月 3日 (木)

皮が湿気らない――ノドグロもなか

4月2日放送分のNHKしまねっとNEWS610で島根県立大生が地元の老舗和菓子店と共同開発したノドグロもなかが紹介された。自分で餡をお魚の形をした皮に挟んで食べるスタイル。皮が湿気らないのがメリットらしい。NHK+で4/9 18:59まで配信中。

ノドグロ(赤ムツ)は日本海側では鯛より美味しいとの評価もされている魚。煮ても焼いても刺身でも美味しい。

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2025年4月 1日 (火)

新年度となりました

四月一日となり、新年度、令和七年度となりました。確か山陰道の三隅益田道路は今年度に開通予定でした。国道9号線は起伏の大きな道路ですが、開通すると平坦なルートとなり浜田市から益田市まで行くのが少し楽になります。

まあ、年度のいつとは明示されていないので、実質的には来年四月以降かもしれません。グラントワなどには行きやすくなります。

調べたところ、遠田ICで工事が難航していて該当箇所の完成は未定とのことですが、遠田から市街まではさほど距離がないのでかなり改善されることは確かでしょう。

現在進めている『石見の民話』二周目のロールバック作業はノートラブルで進行しても8月くらいまでかかるでしょう。関連書籍の読破が遅れ気味ですので、そちらで手間取るかもしれません。

『石見の民話』三周目は秋くらいから手をつけられたらというところですが、これもどういう風に記事を書けばいいのか、また手探りで進めていくことになりそうです。

……という訳で、といいますか、今乗っている車のナビの画面が劣化してほとんど見えない状態でして、車で出かけてあちこち見て回ることはできないのではないかと考えています。引っ越しで体力を消耗させて疲れやすくなっているという事情もあります。今年は写真撮影はあまりできないと考えています。

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